雨と風のいちにち。

昼過ぎに錦糸町へプレゼンテーションに出かけ
ほぼ上首尾におわる。
思っていたよりも盛り上がり、予定時間を30分ほど延長。
盛り下がってさっさと終わるシナリオは想定していたのだが、意外。でもよかった。

夕方前には東銀座で別の打ち合わせ。

夜はAさんと食事へ。
お会いするのは約一年ぶり。
メールのやりとりをときどきしていたせいか
長くて半年の無沙汰くらいだろうと思っていたのに、
そんなに長い間、不調法をしていたとは。

恵比寿のイタリアンへ連れて行っていただき
春の食材を使い丁寧に仕上げた料理を堪能する。
とてもよい店だったのでご紹介はまた今度。じっくり。

とてもたいせつな話をされる。
いろいろな符号がぱちんぱちんと合う感じで
納得するとともにいくつかの気持ちをいだく。

Aさんが私と食事をしようと思ったのは
たぶんこのたいせつな話をするためでもあったわけで
(それだけが理由ではないのはわかっているが)
だとしたら私はもっと早く、Aさんと食事に行くべきだったのだ。
でも否が応でも時間は流れていて、
今日までAさんとは会えなかったのはどうしようもなく、
そのあいだに私がAさんやAさんのたいせつなひとのためにできたはずのことはできなかったけれども
(なんて思うのは私の驕りかも知れないけれども)
でも安心してね、私はAさんのたいせつなひとのことを
Aさんが想像しているよりもたぶんずっとたいせつに思っているから。そんなふうに思う。

ほんとうは書きたいことがいっぱいあって
いいたいこともいっぱいあって
頭のなかに文字がうごめいているのだけれども
時間がないなかで書きたいことじゃないからこれもまた今度。

恋人の風邪はだいぶよくなって
安心する。
いまとなりでうたたねをしている。
恋人の顔を見るとあんしんする。
毎日会っていてもまだ会いたい。
そのことに理由なんてない。
毎日会えることの幸福はわかっているつもりだ。
それでもこの幸福は
わかっている以上にもっと幸福なのだ。