うれしい一日。

朝から雨。
昼くらいにはあがると思っていたのだけれども
結局いちにち降り続いた。
気温もさがっていたから、今日の雨は春雨ではなくて冬の雨のようにつめたい。

今日は恋人と買い物やお出かけをすることになっていて
昼過ぎに出かけたものの
ものすごく寒いし、目的地はめちゃくちゃ混んでいて予期せぬ入場制限！なんてものもあるし、
待っていると何時になるかわからない状態だったので
結局、ぶらぶらとしただけで帰ってきた。

それでも恋人が
たんじょうびのお祝いとして私としようと決めていたことを
ひとつひとつ、なんとか実現しようとしてくれていることが
すごく伝わってきて
寒くてつらかったしめちゃくちゃ歩いてしんどかったけれども
でもうれしかった。

ありがとう。って思った。

たんじょうびのプレゼントも買ってもらって
ひとめ見たときからこれが合うって思ってたんや、
めっちゃ似合うわ、ほんまに似合ってるで
と何度もいっていた。

恋人はいつも私になにかをプレゼントするたびに
そんなことを大きな声で手放しでいう。
私はいつだってそれがすこし照れくさくてすごくうれしい。

早めに帰ってきて
からだが冷えてしまったからと
その足で近所の銭湯にいって
すごくあったまって
待合いでコーヒー牛乳を飲んで
夜は家で餃子を焼いたり鯖を焼いたりしていつもの感じで食べた。

いちにち歩いて疲れたんだろう。
いま恋人は隣でうたたねをしていて
ときどきねぼけてめをあける。
まだ寝てな？というと
うんとにこにこわらってまた眠る。

すごくしあわせそうに寝ている恋人をみるのは
私にとってしあわせなことだ。

たんじょうびの次のいちにちも
こんなふうにうれしいいちにちだったから
34歳のいちねんは
きっとすごくいいとしになるだろう。
そういうふうに思えることが
とてもうれしい。

うれしい一日。