六本木に着いて、新東京美術館へ。
いま向かってるよ、と電話をすると、
地下のショップにいるんだけど、キーホルダー買ってあげようか?と母。
いや、絶対いらないから・・・。

へんなものを買われても困るので急いで地下のショップへ行き、
なんとか母と合流し、次のアポイントまでの移動時間除く20分間でお茶をする。

別れしな、あ、シーサーは?ときいたら、
すっかり忘れてた!とクロークに引き返しているところがさすが母である。

次のアポイント先までは電車よりもタクシーのほうが早そうだったので
タクシーに乗ったのだが、月末のせいか大渋滞。
焦ったところで仕方ないので、運転手さんといろいろと話をして移動する。

この運転手さん、これまで乗ったタクシー運転手さんの中でも
ベスト3に入るくらいの話と経歴がおもしろいひとだったので
ちょっとお得な気分になった。
骨董となんでも鑑定団と釣りの話で盛り上がる。

用事を終えて、夜に母の誕生日プレゼントを選びにデパートに行き、
かわいらしいバッグを購入。宅急便の手配もすませる。やっとひとだんらくである。

家に帰ってシーサーを開けてみると
なるほど確かにいいつらがまえのシーサーで、
ずっしりと持ち重りもして、
よくこんな重いものを持ってきてくれたなあと思いながら
玄関に飾るのだった。


母のお土産のシーサー。この写真は母が買ったショップから拝借。

シーサー