春一番が吹いた。
春一番が吹けば春がくる。
子どものころからずうっと信じている。
だから春一番を毎年待っている。

昨日吹いた春一番は
いつもの春一番よりちょっと派手で
ものすごい轟音でごおごおと吹いて
植木鉢を倒したりした。台風みたいに。

今日も風が強くて春一番のつづきなのに
もう春がきたはずなのに
なんだか寒い一日で
マフラーをぐるぐる巻いて顔の半分をすっぽりとうずめて出かけたら
それなにかの真似なん?と恋人はわらう。

今日は家ごはん。

朝は昨日の残りの焼きそば、スープをつくってかんたんにすませる。
昼はぶらぶら外を歩いているうちに食べる機を逸してしまってなし。
夜はポテトサラダ、秋刀魚の塩焼き、しじみの味噌汁、きゅうりの浅漬け、鶏肉の味噌漬け焼き。
夜のおやつにホットケーキ。

どうしても食べたいというのでつくってあげたら
甘いシロップやらブルーベリージャムやらをたっぷりとかけようとするので
それでは食事療法にならないよ?と注意する。
そんなに食べてへんでというので、
だって今日昼間にアイスクリーム食べたでしょう。昨日もおとといもお汁粉食べたでしょう。
といったらしょんぼりしていた。
いくらしょんぼりされたってだめなものはだめなのだ。