私はクレソンが大好きである。
肉料理にちょこっとそえられることが多いクレソンだけれども、
私はざくざくと切ったクレソンをどんぶりのようなサラダボウルにどばっといれて、
ドレッシングをちょっとだけかけてもりもりと食べるのが好きだ。
恋人は味の濃い野菜が苦手で、
クレソンなどは、なにこの苦いの?とかいってほとんど食べない。
なので、恋人がいない日の食卓に、クレソンは並ぶことになる。
そして今夜、恋人はそとごはんなので、
スーパーマーケットでクレソンを買って帰宅した。
なるべく有機栽培の野菜などを入手するようにしているけれども
追いつかない場合が多く、そういうときは残留農薬を除去してくれる液体を水に混ぜて、
そこに10分近く野菜をひたし、それから水あらいをたっぷりとしてから調理をする。
のだが。
今夜の私はおなかが空いていたことと
しごとのことが頭にあって急いでいたことと
プロフェッショナル仕事の流儀を見たいので時間に追われていたことと
(同じ時間帯に恋人がリンカーンを録画しているのだ)
まあいま思えばどれしもがいいわけで、
今夜の私は、ささっと洗っただけで、ざくざくとクレソンを切った。
そして食べた。
で。ここからが本題である。
食事も後半戦に入り、クレソンのサラダにとりかかる。
私はもともと野菜が好きではなかったので、野菜は食事の最後に食べるという習慣がある。
大好きなクレソンでもそれは同じだ。
そうして取り掛かったクレソンのサラダ。
半分くらい食べてひといきついた。ふぅぅ。
なんだかおなかがいっぱいだ。
ちなみに今夜のメニューは、ほかに秋刀魚の塩焼き、とろろ、野沢菜漬け。
クレソンもう食べられないなあ、残しちゃおうかなあと箸をおきかけたときに
ふとクレソンのある部分が動いていることに気がついた。
なぜ動く。クレソン?
おやっと思いよく見ると、
というまでもなく、クレソンの陰からのそのそと、
なんとカタツムリの赤ちゃんが出てきたのであった。
うわああああああああああああああああああああああ。
なにがきらいって、私はぬめぬめしたいきものが大嫌いである。
ちいさいころからどうやっても大嫌いで、
そんなものは田舎にごろごろといたのだが、それでも大嫌いでたまらない。
しかしまあ、100歩、いや100万歩譲ってみよう。
そんなものが付着している野菜は、むしろ農薬も少なくて安全ってことなのでは?
そうかもしれない。
しかし、かたつむりである。
それも、そのクレソンは沖縄産。
そう、私の脳裏によぎったのは、これはただのかたつむりなんだろうか?ということである。
数ヶ月前、あるニュースで目にしたおそろしいかたつむり、
こいつはそのアフリカマイマイという輩ではあるまいか。
アフリカマイマイというのはその名のとおり、琉球原産ではないのだが、
いま急激に沖縄で増えている巨大なかたつむりである。
しかもかなりの確立で寄生虫をかかえており、
それも人間を死に至らしめる危険がある寄生虫である。
そのニュースでそんなことをいっていて、
おそろしいかたつむりがいるものだ、沖縄に行ったら十分に注意せねばなるまいなと
思ったものだった。
あわてて「アフリカマイマイ 誤って食べる」などと検索をしてみるも、
食べてしまったものはもう仕方がないらしい。
いや必ずしも先ほどのものがアフリカマイマイとは限らないし、
そもそも私は食べてない。たぶん。
(しかしもっとちいさいそいつを、無意識に食べてしまっていないか?という恐怖)
いずれにせよ過ぎてしまったことは仕方がないのだが
これからはどんなときでもきちんと野菜を洗うのだと
こころに誓った夜である。
肉料理にちょこっとそえられることが多いクレソンだけれども、
私はざくざくと切ったクレソンをどんぶりのようなサラダボウルにどばっといれて、
ドレッシングをちょっとだけかけてもりもりと食べるのが好きだ。
恋人は味の濃い野菜が苦手で、
クレソンなどは、なにこの苦いの?とかいってほとんど食べない。
なので、恋人がいない日の食卓に、クレソンは並ぶことになる。
そして今夜、恋人はそとごはんなので、
スーパーマーケットでクレソンを買って帰宅した。
なるべく有機栽培の野菜などを入手するようにしているけれども
追いつかない場合が多く、そういうときは残留農薬を除去してくれる液体を水に混ぜて、
そこに10分近く野菜をひたし、それから水あらいをたっぷりとしてから調理をする。
のだが。
今夜の私はおなかが空いていたことと
しごとのことが頭にあって急いでいたことと
プロフェッショナル仕事の流儀を見たいので時間に追われていたことと
(同じ時間帯に恋人がリンカーンを録画しているのだ)
まあいま思えばどれしもがいいわけで、
今夜の私は、ささっと洗っただけで、ざくざくとクレソンを切った。
そして食べた。
で。ここからが本題である。
食事も後半戦に入り、クレソンのサラダにとりかかる。
私はもともと野菜が好きではなかったので、野菜は食事の最後に食べるという習慣がある。
大好きなクレソンでもそれは同じだ。
そうして取り掛かったクレソンのサラダ。
半分くらい食べてひといきついた。ふぅぅ。
なんだかおなかがいっぱいだ。
ちなみに今夜のメニューは、ほかに秋刀魚の塩焼き、とろろ、野沢菜漬け。
クレソンもう食べられないなあ、残しちゃおうかなあと箸をおきかけたときに
ふとクレソンのある部分が動いていることに気がついた。
なぜ動く。クレソン?
おやっと思いよく見ると、
というまでもなく、クレソンの陰からのそのそと、
なんとカタツムリの赤ちゃんが出てきたのであった。
うわああああああああああああああああああああああ。
なにがきらいって、私はぬめぬめしたいきものが大嫌いである。
ちいさいころからどうやっても大嫌いで、
そんなものは田舎にごろごろといたのだが、それでも大嫌いでたまらない。
しかしまあ、100歩、いや100万歩譲ってみよう。
そんなものが付着している野菜は、むしろ農薬も少なくて安全ってことなのでは?
そうかもしれない。
しかし、かたつむりである。
それも、そのクレソンは沖縄産。
そう、私の脳裏によぎったのは、これはただのかたつむりなんだろうか?ということである。
数ヶ月前、あるニュースで目にしたおそろしいかたつむり、
こいつはそのアフリカマイマイという輩ではあるまいか。
アフリカマイマイというのはその名のとおり、琉球原産ではないのだが、
いま急激に沖縄で増えている巨大なかたつむりである。
しかもかなりの確立で寄生虫をかかえており、
それも人間を死に至らしめる危険がある寄生虫である。
そのニュースでそんなことをいっていて、
おそろしいかたつむりがいるものだ、沖縄に行ったら十分に注意せねばなるまいなと
思ったものだった。
あわてて「アフリカマイマイ 誤って食べる」などと検索をしてみるも、
食べてしまったものはもう仕方がないらしい。
いや必ずしも先ほどのものがアフリカマイマイとは限らないし、
そもそも私は食べてない。たぶん。
(しかしもっとちいさいそいつを、無意識に食べてしまっていないか?という恐怖)
いずれにせよ過ぎてしまったことは仕方がないのだが
これからはどんなときでもきちんと野菜を洗うのだと
こころに誓った夜である。