今日は朝から某社のプライバシーポリシーの草案を作成しています。
最終的な文章は依頼先の法務部のひとがつくるのですが、
その手前、依頼先の特性やインターネット事情、依頼先のシステム要件等々を考慮して草稿をつくるまでが私の仕事。

難しい法律用語に塗れて肩が凝りまくっているので、気分転換に。

今夜はハンドボールの再試合ですね。
こんなことでもなければハンドボールがこんなにも注目されることは
なかったのではないかと思う。

ハンドボールといえば、
私の出身高校は何故か男女ともにハンドボール部があり、
しかも毎年インターハイに出場していたという強豪校。
ハンドボールコートが男女それぞれ2面もあったのだ。

(まあこれに関しては、田舎の高校なので、敷地面積がやたらと広いせいもある。
なにしろ他にサッカー1面、野球1面、硬式テニス、軟式テニスの各コートが4面ずつ、さらにプール、体育館が2箇所、弓道場、柔道場、卓球場や宇宙ステーションみたいなトレーニングルームのようなものまであって、一学年10クラスもあったのにどのクラスも体育やり放題、雨が降ったからといって休みになることもなく、体育大嫌いの私はとてもつらかったのでした。
でもただの公立高校です。ちなみに長野の公立はたぶんみんなこんな感じ)

そんなこんなで、もちろん中学校まではハンドボールという存在そのものを知らなかったのだけれども、
したがって高校に入った瞬間から否が応でもハンドボールを認識させられるし
おまけに体育の授業でもハンドボールがあった。
たぶんふつうの高校は授業ではやらないのではないかと思う。

ただどんなにインターハイに出るような強豪校であっても、
そこはやはり定番のサッカーや野球、スラムダンクブームによるバスケ人気、には到底及ばず、中垣内はじめスター選手がそろっていた当時のバレーボールにも、人気のほどははるか及んでいなかった。

そういえば高校のとき一時期つきあっていた同じクラスのひとは、ハンドボールをやっていて、
(当時は)ものすごーく照れ屋で無骨なひとで、
ときどき、こっそり試合とか練習を見ていた。
私も私で、もう好きなひとを見ているだけでどきどきしてしまって、
おおっぴらに試合を見に行ったりするなんて、とてもじゃないけど恥ずかしくてできなかったのだ。
試合の前の日に「がんばってね」なんて電話するのがせいぜいです。かわいいものですね。

その男の子のことは、同じクラスになったときからずうっといいないいなと思っていて、
それでそのひとが部活に行く前だったか掃除のあとだったかな、
偶然を装ってふたりきりになって、
付き合ってくださいといったときの、あのどきどきはいまでも忘れられない。
そんなふうに自分からちゃんと誰かに気持ちを伝えたのは
たぶん最初で最後のことだ。

だからそれからずっとときが経ったいまも、
ハンドボールのことが話題になると、
いつもあの高校生のころのことを思い出して、
どきどきしたり頬が緩んだりしてしまうのだった。