房総に行く電車のなかです。

私がいつも行ってるのは木更津のひとつ先、君津というところなのだが、
ここはJRの券売機の上にある「東京近郊」の路線図の一番右下にあり、次の駅からは券売機で買えない、というギリギリの場所。
君津の先は館山とか、いわゆるボウソウ~というエリアなのです。
私にとって房総半島は、チューリップとか牧場とか鴨川シーワールドとかいうイメージであり場所で、
つまりは旅行でしかいったことがなかったので、
この月に何度かある君津での仕事は、私にとってはちょっとした旅行気分。
仕事に行くもかかわらず。
遠いところ大変やなと恋人はいうし、先方も遠いところスミマセンとすごく申し訳ながっているのだが、
移動がメンドウ!という気持ちは微塵もなく、むしろ楽しみだったりするのだ。

たいていは東京駅から総武線快速というのに乗り、
しかも道中に仕事をするのでグリーン車を奮発したりして、
テイクアウトしてきた珈琲なぞをすすりつつ、ときおり車窓を眺めて過ごす。

東京と千葉、なんて以前はそんなに差がないように思っていたのだけれども、
やはり都心から離れていくと全然雰囲気が違うし、
また離れ方、にしても、いま私が住んでいる中央線沿線に離れていくのと、
以前住んでいた東海道線沿線に離れていくのとでは、
まったく趣が異なる。
家並み。河の流れ。木々や草花。
そんなものがこのちいさな関東という範囲だけなのに、やっぱり少しずつ違っていて、
とてもおもしろい。

なんてことを書いているうちに
バッテリーが終わりそうなのでこのへんで。