あー今日もよく労働しました。ふぅ。
(最近こればっかり)

午前中はわき目もふらずに仕事をして
朝ごはんを食べそびれ、
気がついたらお昼どき。
中華スープの残りを食べて、ちょうど会社に行くタイミングだった恋人と出社。
夜は恋人の会社で会議があったので、その子たちと軽くごはん。
新しくインターンシップの学生が会社に入ったのだが、
今度きた子は大学一年生。
なんと19歳なんだそうな。

19歳って。未成年ですよ、未成年。
会社の後輩というと、そうはいってもまあギリギリ弟や妹。
と思っていたのだけれども、
19歳となるともはや姉弟ではなく親子です。

明日はプチ出張。
また房総半島のほうまで行って仕事をしてきます。

大崎善生さんの「ドイツイエロー、もしくはある広場の記憶」を読了。
大崎さんの小説、「パイロットフィッシュ」とか「アジアンタムブルー」などいくつか読んだのですが、
どう考えても台詞がおかしい。

男「君は可愛いけれど」
女「うん」
男「猫のようになつかない」

女「だっていつも聴いてたもの」
男「猫のようにきままに?」
女「そういうことかな」

なんて高校生の男女が屋上で交わす言葉遣いじゃないよね。
前に書いた島本さんの小説 が生きている言葉だとすると、
ここに書いてあるのは想像あるいは妄想の言葉な気がする。
所詮小説は虚構で妄想なんだけど、
けどなんていうのかな、私は虚構で妄想です、っていう顔をした小説はいいんだけど、
大崎さんの小説は、これは事実や現実に近いです、って顔をしているのに、
出てくる言葉がリアルから遠いからおかしいなって思ってしまうのだ。

だいたい私は、女性が同世代の男性に対して「キミ」と呼びかける小説は
うそだと思う。
(この小説では、主人公同士は「キミ」と呼び合っているのです)
もともと小説は虚構、だけどさ、そういううそ、ではなくて。

「キミ」なんて呼ぶ女はいません。

でも村上春樹さんの小説だけは素直に「キミ」でも読めるから
やっぱりそれだけでもないのかな。

大崎さんの小説で、あと女性の側から見たときの性描写、
これまたものすごーくリアルからかけ離れていると思うよ。