久しぶりに出社。

朝の満員電車というものはとても不思議だ。
毎日乗っているときはいやだともいいとも思わない。
乗らなくなるのが当たり前になると、途端に不自然で不愉快な乗り物になる。

朝の満員電車。
それはただの混んでいる電車、であって、
それ以上でも以下でもない。

混んでいるからといって乗らないわけにはいかないし、
混んでいるからといって一本乗り過ごしたところで次の電車も同じくらい混んでいる。
感情はなるべく押し殺して、そうして同じように感情を押し殺したひとたちと一緒に電車に乗る。
目的地に着いたら降りる。その繰り返し。

なんてことを思いながら。ふと思い返す。
そういえば。私は朝の通勤の電車がきらいじゃなかったんだ。
きらいじゃないというよりも、どちらかといえば好きだった。

なんというか、
一日のはじまり。昨日のリセット。
それをいちばん感じられるのが、朝、電車に乗って、
会社の最寄の駅で降りる、という行為から得ていたから、のような気がする。
駅のホームに降り立って、そうして新しい朝がはじめてはじまる、というような。

もちろん憂鬱な朝だってあるけれど
会社に行きたくないと思ったことだってあるけれど
それでも電車に乗ると元気になる日のほうが多かった。

どこまでワーカホリックなんだという気がしなくもないのだが。

今日は恋人は大学院で遅い授業がある日なので
ひとりごはん。
豆腐に大量の貝割れ大根を載せてごま油でつくったドレッシングをかけて食べる。
これは最近のお気に入り。