昨日は終日下腹部が痛く、
しかも深夜になってかなりの激痛。
からだを動かすだけで相当痛いので、おとなしくしていた。

というのはたぶんいいわけだ。

ああまずい。なにひとつ仕事が終わらない。
ちょこちょこと周辺にある仕事だけ片付けて、本丸に全然入れない。

ああ明日こそ。明日こそ本丸に・・・。

今日はいつも行く呉服屋さんで展示会があったので、
友人とお邪魔する。
琉球のきものと、全国の紬のきものの展示会、ということで、
紅型をたくさん見て目をこやしつつ、
(いいものがあれば)紬の単衣、もしくはコートを買おう!と思っていたら、
まんまと紬の単衣、を買ってしまった。

また散財である。

いいものがあったら買おう、という気持ちで展示会に来ちゃだめですよ、
それだと絶対に!買ってしまいますよ、と
呉服屋さんの担当の方に逆に諭され、うーんなるほど。と思う。

確かに展示会はたくさんきものがあるし、
いつもよりは格段にお値ごろなので手に入れやすいし、
よく考えたら高額のものでも、おお、安い!と思って手が伸びる。
しかしきものは、お仕立て代をはじめ、それ単体だけでなくなにやかやとお金がかかるので、
結局は相応の出費となってしまうのだ。

とはいえ今回買った紬は塩澤で、うっすらと涼やかなほそい縞模様が入っており、
雰囲気もかなり気に入ったので、よい買い物をしたと思う。
単衣の季節が楽しみだ。

ちなみに単衣(ひとえ)というのは、袷(あわせ)と違い、
寒くない季節・・・いまでいえば4月や5月くらいから10月いっぱいくらいまで、に着るためのきものである。
袷(あわせ)がその逆。真夏のきものはまた別。
ただしこの季節は、古式では異なるのだが、熱帯化している現代では上記のような期間になるらしい。

それにしてもきものはとても魅力的だ。
ほしいものがたくさんあってとても迷う。
おかねがたくさんあったらあれもこれも、あるいは違うたった一枚を手に入れたいだろう。
悲しいかな私の財力では、一枚を選ぶのは本当に大変で、
それすらも着たきり雀になってしまいそうなくらいで、
でもだからこそ、こころにも残るのかもしれない。どうだろう。

展示会につきあってくれた友だちを散々引っ張りまわし、
さらにランチもお茶もいただいて銀座でさよならする。
この友だち、思うにものすごーーーーくきものが似合うはず。と思っていて、
実際に黄八丈を羽織ってもらったら、やはり案の定すごく似合う。
ご実家にきものがありそうとのこと、そのうち一緒にきものでお出かけができたら嬉しいな。

展示会のあとは、いままで打ち合わせ。
いまは小休止で、今度は21時くらいからまた打ち合わせである。

ああそして本丸・・・本当にまずい状況に・・・。