気がつけば今夜もこの時間。
やれどもやれども、である。

頭も痛くなってきたし、そろそろ休もうか。
しかしこの痛みのぐあいだと、頭痛薬をのまないといられないような種類のように思う。

いま読んでいる「明日の記憶」、
映画になっていたから読んだひとや映画を見たひとも多いのではないだろうか。

若年性アルツハイマーの主人公とそのまわりのひとびとのことを描いた作品。
いま3分の2まで読んでいるのだが、
ページをくくるのが苦しいような、でも早く読みたいような、もどかしい思い。

祖母がアルツハイマーなので、
すこし状況がわかる。
それに現代を生きていれば、
自分がアルツハイマーになったらという仮定でものごとを考えたことは誰にだってあるだろう。

しかしこの本を途中まで読んでみて、
私のしていた仮定や、私がすこしはわかると思っていた痴呆というのは、
その断片でしかないんだということがとてもよくわかって、つらい。
病気というのは得てしてそういうものなのだなと実感する。

明日はきもののお稽古。行けるかなあ・・・。