台風がきた。
外はびゅんびゅんざあざあ雨と風。
もうすぐ冬の台風はさむくて冷たい。

鮭ぞうすいが食べたいといって起こされたので
朝はぞうすいをつくる。
塩鮭と明太子とレタス、刻んだ葱をたっぷりいれて卵をといて。
あったまっておいしいと恋人は3回もおかわりをする。

明日の試験に備えて勉強。
テキストを読むがなかなかあたまに入ってこない。
それにしても記憶力って不思議なくらいどんどん落ちる。
子どものころってなんであんなにじゃんじゃんと、ものを憶えられたんだろうね。
いちど見たもの、きいたもの。ほとんど全部憶えられて、それを取り出すこともかんたんだった。

私の兄はちょっと記憶の回路がかわっていて
それも不思議なくらい記憶の引き出しをもっていて、深夜に放送されている最近のアニメから古事記に出てくる挿話まで、知らないことってあるの?というくらいいろいろなことを知っている。
知っているというのは忘れないということのひとつの側面だ。
忘れない上に記憶の引き出しの整頓がとてもうまいらしく、憶えたことと聞かれたことを取り出すことがとても上手。
30も半ばをすぎたいまでも、彼の記憶に関する能力は健在のように見えるけれども
そんな兄の記憶ももしかしたら往時に比べたら落ちているのかな。
でも兄だったら、こんな300ページくらいのテキストを憶えるくらい造作ないんだろうなと思う。はぁぁ。

夜は手羽煮にしようと思って、昨晩買ってきた手羽を塩胡椒してお酒につけた後に焼き目をつけていたら、
とてもいい香り。
おなかがすいたらしい恋人がのぞきにきたので、少しだけ手羽先焼きにすることにして、ふたりでお昼ごはんにする。
手羽の塩コショウ焼き。かりかりでおいしい。

まだおなかがすいているようなのでホットケーキを焼いて食べ、
そのあとは台風のなかを気分転換に散歩。

戻ってきてまた勉強。やっとテキストを読み終わる。

晩ご飯は手羽煮。5時間くらい煮たり煮汁にひたしたりしたので
じっくり味もしみていてお肉はとろけそうにやわらかくてとてもおいしい。
恋人も私もぱくぱくと食べる。

手羽煮は友だちが前にブログで書いていたレシピをアレンジしたもの。
ささっと水洗いをした手羽に塩胡椒してお酒に浸し、もみこんで、フライパンに油を多めにしいてかわ目からカリカリに焼き、裏返してさらに焼いたら、砂糖大匙2、酢大匙4、しょうゆ大匙2、みりん大匙2、酒大匙1、鶏がらスープカップ2を入れてしばらく煮る。
あくをすくったりして水がひたひたになってきたら、さらに砂糖としょうゆを気分に応じて追加、刻み白髪葱と刻みにんにく2かけ、しょうがのみじん切りをひとかけ入れてさらに煮詰めて、最後にコチジャンをといたものを大匙2杯くらい手羽にかけて、好みで刻み唐辛子をちらして、さらに煮てできあがり。
友だちのレシピよりかなり味が濃いと思うんだけれども、恋人も私も濃い味が好きなのでとても気に入っている。

手羽煮と、あとは烏賊のげそ揚げ、レタスとブロッコリーのサラダ、明太子、野沢菜漬け。
新潟から送ってもらった新米がとてもおいしい。
いい晩ご飯。

さてまた勉強のつづき、つづき。