ということで、はつきものの日について、まとめておこうと思う。

くどいようだが、七五三以来きものを着たことがない私。
人生初といっても過言ではないきものである。
着方もわからなければきものに向く髪形もメイクもわからない。

今回は、お金はかかってもいいから、これがきものスタイルです!というものをきちんと学ぼうと思っていて、
なので式場で着付け、さらに髪、フルメイクまでお願いをすることにした。

式は朝9:30から。
ということで、7時過ぎに式場の美容室に到着。
新婦さん用の美容室へ間違えて通されおおいに焦るものの、なんとか美容室にたどり着く。
髪を担当する美容師さんと、髪型の打ち合わせ。
和風と洋風のアレンジとどちらがいいかときかれ、、
はつきものなんです。だからなにもわからないんです。と答えると、
別室に置いてあるきものの色柄を見に行ってくださり、あのきものなら、しっとり和風よりも、かわいく洋風にしたほうがいいと思うといわれ、私もそうしたかったのでそのようにお願いをする。
髪をアレンジしているあいだに、メイクもスタート。
メイク担当は別の方で、こちらもきものを見に行かれてから、きものと私の雰囲気にあうという「ふんわりやさしくピンク系のメイク」を提案される。
個人的には「きりりとシャープなメイク」のほうが好きだし自分に合っていると思うのだが・・・と思いつつ、ここはもうプロにお任せしよう!ということで、提案どおりのメイクをしてもらう。

それにしてもプロのメイク技術はすごい。
思えばだれかにきちんとメイクをしてもらうのも初めてのこと。
ベースからはじまり、こうやって眉は書くのね!とか、マスカラはそうやってつけるのね!とか、ものすごく参考になる。
参考になるものの、不器用な私が実践できるはずもないと同時に思う。

髪型とメイクが完成したところで着付け。
大きな部屋に、きものを着付けてもらう20人くらいのひとたちがいて、なかなか壮観である。
きものを着るのはやはり親族が多いせいか、ほとんどが黒留袖。
私の明るい着物は相当浮いています。

着付けを担当してくださる方に、
はじめてなので・・・を繰り返すと、こころよくいろいろと教えてくださる。
帯も、あなた独身でしょ?だったらいまのうちに変わり結びしておいたほうがいいわよ、といわれ、とてもかわいい結び方にしてくださった。
帯揚げも、きゅきゅっとリボン結びに。

うれしかったのは、きものを褒められたこと。
あらーとてもいい江戸小紋じゃない。それにこれなら長く着られるわね、いい買い物をしたわね、といわれ、すっかり上機嫌に。
おまけに帯締も、自分では気づかずに裏表を使えるものを選んでいたらしく、
あなたいい買い物をしてるわね、これなら表は婚礼、裏は普段に使えるわよ、と褒められる。さらに嬉しい。