きれいな月が出ている。
きれいな月が出ているからお月見をしよう?と恋人にいうと
ソファにねころがっていた恋人は
少しだけ面倒くさそうに
それでも窓辺によってきて、
ほんまやめちゃくちゃきれいやなといった。
そのめちゃくちゃきれいやなというのが本心からだとわかったので
お月見をしようといってよかったなと思う。

会社の帰りに買ってきたお月見用のおだんごをふたりで食べる。
あんこがついているからあまりそれっぽくないのだけれども
そんなことは気にしない。
うまいうまいといっている恋人を見ることは
きれいな月をめでるのとひとしく私のこころを満たす。

今日は外でごはんを食べてくるかと思ったら
あと30分で着くと連絡がくる。
急いで晩ご飯の仕度。
今夜は餃子、鯵のひらき、油揚げとしいたけともやしの味噌汁、おくら納豆、冷奴、もやしのナムル。
晩ご飯のおかずなに?とのぞきこんでくるので阻止。
揚げ物だと思ったらしく、カツ?牡蠣?といっている。
もしかしたらカツとか牡蠣とかが食べたくなったのかしら。
牡蠣はまだだけれども今度カツをつくってあげよう。

田口ランディさんの「ソウルズ」を読了。
北森鴻さんの「蛍坂」を読み始める。

会社の途中、鳩居堂で祝儀袋とお懐紙を買う。
週末はいよいよ従妹の結婚式。
ウェディングドレスを見るのが楽しみだ。でもきっと私、泣いちゃうんだろうな。