ときどきどうにもお腹が空いてたまらない日があって、
いやお腹がすいてというよりは、お腹がいっぱいにならなくて、という日なのだが、
今日はどうもそういう日、のように思う。
しかも恋人も同じ模様で、だからふたりで食べに食べた。
朝、吉野家に牛丼食べにいかへん?と恋人がいうので、
えーぎゅうどんー?朝からー?といったものの、それでもまあ食べたいときに食べたいものを食べるのが私の方針なので、恋人が食べたいものも尊重してあげたい。
なので朝から牛丼を食べに行く。
週末の朝早くから吉野家で牛丼を食べるふたり。なんだかシュールだ。
ところが吉野家は工事中で空いていなかったので、数軒となりにある別の牛丼屋さんへ行く。
しかしもちろん朝から牛丼が食べたかったわけでもないのでけっこう残し、
(そもそも牛丼が食べたくなることなんて1年に1度すらないのだ)
恋人が私の残りまでたいらげた。
その後、私のリクエストでブロードウェイの下のアイスクリーム屋さんへ。
ブロードウェイには何軒かアイスクリームやソフトクリームのお店があるのだが、
恋人と私が行くのはいつもアイスクリーム専門のお店の方だ。
おじさんがひとりでやっているお店で、ぜんぶのアイスクリームをおじさんが作っている。
たいていは恋人がマンゴーシャーベットを、私がストロベリーアイスクリームを食べるのだが、
今日は恋人がパイナップルシャーベット、私はチョコレートアイスクルームを食べる。
チョコレートアイスクリームは、おじさんおすすめの品。確かにおいしい。
アイスを食べながらぶらぶらと家に戻る。
家に帰ってからすこしお腹が空いたのでドーナツを食べていたら、
恋人も食べたいというのでいちごジャムをつけてあげた。
恋人はプレーンなドーナツが好きではないのだ。
夕方、早めの晩ご飯でサムギョップサルをつくる。
ぶたのばら肉とにんにくのスライスと白菜キムチをそれぞれ焼いて、チョレギで巻く。
好みで白髪ねぎを一緒に巻いて、塩で味をととのえたごま油につけて食べるという韓国料理。
簡単だしおいしい。炊き立てのご飯に合う料理。
ホットプレートを出してきて、ふたりで焼きながら食べる。
しじみの味噌汁、冷奴、トマトのサラダ、大根の浅漬けも食べる。
夜、腹ごなしに外を歩いていたらなぜかふたりとも小腹が空いてきたので、
しかもふたりとも「白濁したスープ」が飲みたくなったので、
韓国料理の店に行き、サムゲタンを食べる。
サムゲタンを食べるのは、以前恋人が韓国旅行にいったとき、お土産に買ってきてくれて以来のことだ。
恋人もそれ以来だといって、おいしいおいしいとたくさん食べる。
恋人の実家では、夏バテをしないように夏になるとサムゲタンを食べるのだそうだ。
懐かしい味やといって、お通しに出てきたキムチなどと一緒に食べている。
サムゲタンはお店で食べるものだと思っていたけれど、なるほど確かに韓国では家庭料理なのだ。
それならば今度、いえで作ってみることにしようと思う。
家に帰ってから食後のデザートに巨峰を食べる。みずみずしくておいしい。
これだけ食べたらもう食べないだろうと思っていたのに、
恋人はさらにアイスクリームとドーナツとラーメンを食べた。
私はちいさなチーズを齧った。
いったいどうなっているのだろう、私たちのおなかは。
田口ランディさんの「ソウルズ」、短編集なのだが、
なかに素敵な小編がいくつかある。
あと一編で読み終えてしまうのが、嬉しいような残念なような。
いやお腹がすいてというよりは、お腹がいっぱいにならなくて、という日なのだが、
今日はどうもそういう日、のように思う。
しかも恋人も同じ模様で、だからふたりで食べに食べた。
朝、吉野家に牛丼食べにいかへん?と恋人がいうので、
えーぎゅうどんー?朝からー?といったものの、それでもまあ食べたいときに食べたいものを食べるのが私の方針なので、恋人が食べたいものも尊重してあげたい。
なので朝から牛丼を食べに行く。
週末の朝早くから吉野家で牛丼を食べるふたり。なんだかシュールだ。
ところが吉野家は工事中で空いていなかったので、数軒となりにある別の牛丼屋さんへ行く。
しかしもちろん朝から牛丼が食べたかったわけでもないのでけっこう残し、
(そもそも牛丼が食べたくなることなんて1年に1度すらないのだ)
恋人が私の残りまでたいらげた。
その後、私のリクエストでブロードウェイの下のアイスクリーム屋さんへ。
ブロードウェイには何軒かアイスクリームやソフトクリームのお店があるのだが、
恋人と私が行くのはいつもアイスクリーム専門のお店の方だ。
おじさんがひとりでやっているお店で、ぜんぶのアイスクリームをおじさんが作っている。
たいていは恋人がマンゴーシャーベットを、私がストロベリーアイスクリームを食べるのだが、
今日は恋人がパイナップルシャーベット、私はチョコレートアイスクルームを食べる。
チョコレートアイスクリームは、おじさんおすすめの品。確かにおいしい。
アイスを食べながらぶらぶらと家に戻る。
家に帰ってからすこしお腹が空いたのでドーナツを食べていたら、
恋人も食べたいというのでいちごジャムをつけてあげた。
恋人はプレーンなドーナツが好きではないのだ。
夕方、早めの晩ご飯でサムギョップサルをつくる。
ぶたのばら肉とにんにくのスライスと白菜キムチをそれぞれ焼いて、チョレギで巻く。
好みで白髪ねぎを一緒に巻いて、塩で味をととのえたごま油につけて食べるという韓国料理。
簡単だしおいしい。炊き立てのご飯に合う料理。
ホットプレートを出してきて、ふたりで焼きながら食べる。
しじみの味噌汁、冷奴、トマトのサラダ、大根の浅漬けも食べる。
夜、腹ごなしに外を歩いていたらなぜかふたりとも小腹が空いてきたので、
しかもふたりとも「白濁したスープ」が飲みたくなったので、
韓国料理の店に行き、サムゲタンを食べる。
サムゲタンを食べるのは、以前恋人が韓国旅行にいったとき、お土産に買ってきてくれて以来のことだ。
恋人もそれ以来だといって、おいしいおいしいとたくさん食べる。
恋人の実家では、夏バテをしないように夏になるとサムゲタンを食べるのだそうだ。
懐かしい味やといって、お通しに出てきたキムチなどと一緒に食べている。
サムゲタンはお店で食べるものだと思っていたけれど、なるほど確かに韓国では家庭料理なのだ。
それならば今度、いえで作ってみることにしようと思う。
家に帰ってから食後のデザートに巨峰を食べる。みずみずしくておいしい。
これだけ食べたらもう食べないだろうと思っていたのに、
恋人はさらにアイスクリームとドーナツとラーメンを食べた。
私はちいさなチーズを齧った。
いったいどうなっているのだろう、私たちのおなかは。
田口ランディさんの「ソウルズ」、短編集なのだが、
なかに素敵な小編がいくつかある。
あと一編で読み終えてしまうのが、嬉しいような残念なような。