というわけで、善は急げ。
まずは友だちが紹介してくれた本2冊を求め、会社のそばのおおきな書店に行く。
しかしかなりおおきな書店にもかかわらず、求めている本がない。
新宿の伊勢丹の呉服売り場にお仕立て上がりのものがあると教えてもらったので、そこにいくついでに紀伊国屋で本を探してみようかと思い、しばらくその会社のそばの書店をうろうろする。
そうしているうちに。
そういえばこのビルのなかには呉服屋さんがあるんだったわと思い出した。
そうして行ってみた呉服屋さんで。
どうもひとめぼれをしてしまったらしい。
江戸小紋の鮫柄で、うすい穏やかな色合いの反物。
うううきれいです。きれいすぎます。
と吸い込まれるように見入ってしまう。
江戸小紋はもともととても好きなので、
それとこんな形でまた出会ってしまうなんて、
ああもうやられちゃった、というしかない。
私の本気を感じ取ったのか、混みあう店なのに途中から店長さん(とあとで気づいた)が自ら接客をしてくれて、きものや江戸小紋や帯やなにやかや、いろいろと教えてもらう。
それにしてもきれいだ。
すこしあててみますかといわれ、いわれるままにあててみることに。
なにをかくそう、七五三以来のきものです。
浴衣は毎年着るようにしているとはいえ、やはりきものは全然ちがう。
あててみたら、顔とあわない、雰囲気が想像とちがうなどということになるのだろうかと思っていたのに、
そうとうぴったりとあっていて、正直ちょっとびっくりした。
反物をきものふうにからだに巻きつけていって(なんていうのかしらあれ)、
帯だけでなく帯締も帯揚げもすべてきちんとつけてくださったので、
実際に着ているときのイメージもすごくわく。
ほしい。ほしすぎる。
だけれども、作家さんのものなので、お値段も予算の倍近い。
まだきものの勉強もなにもしていない。
所作もなにもすっからかんだ。
それでもやっぱりこの目の前にある小紋はとてもすてきだ。
あきらめるかあきらめずに買って帰るかでものすごく悩み、
結局、その場では買わずに、ひとまず辞去する。
ひとめぼれのしなものを買わなくなったなんて、なんておとなになったんだろう。
その後、紀伊国屋で無事に本を手に入れ、伊勢丹へ。
しかしひとめぼれのあとではやはりいかんともしがたく、
しかもたまたまなのかもしれないけれども、伊勢丹のお仕立てあがりの小紋で生繭のものはほとんどなく、生繭を買うならあつらえになりますといわれた。
ポリエステルのきものもあるのだが、しかし主義に反する。
小物は充実していたので、小物をじっくり見学して、こちらも辞去。
さてどうするか。
家まで電車に乗りながら、スーパーマーケットで野菜を買いながら、家で料理をしながら。
まだ悩んでいるのでした。
今夜は恋人も早く帰ってきたので、家でごはん。
豚肉の味噌漬け、キャベツ、絹さやとえのきの味噌汁、トマトのカプレーゼ、冷奴、浅漬け、カレー。
たしか以前、絹さやがおいしいといっていたのでたっぷり絹さやを入れたら、
おれこれあんま好きちゃうねん。とかいっている。
えええええ。前すきっていったよ、すきじゃないものいれたりしないよ、というと、
また例のまゆげがひゅんとさがる困った顔をしていました。
森絵都さんの「カラフル」を読了。
浅田次郎さんの「姫椿」を読み始めました。
まずは友だちが紹介してくれた本2冊を求め、会社のそばのおおきな書店に行く。
しかしかなりおおきな書店にもかかわらず、求めている本がない。
新宿の伊勢丹の呉服売り場にお仕立て上がりのものがあると教えてもらったので、そこにいくついでに紀伊国屋で本を探してみようかと思い、しばらくその会社のそばの書店をうろうろする。
そうしているうちに。
そういえばこのビルのなかには呉服屋さんがあるんだったわと思い出した。
そうして行ってみた呉服屋さんで。
どうもひとめぼれをしてしまったらしい。
江戸小紋の鮫柄で、うすい穏やかな色合いの反物。
うううきれいです。きれいすぎます。
と吸い込まれるように見入ってしまう。
江戸小紋はもともととても好きなので、
それとこんな形でまた出会ってしまうなんて、
ああもうやられちゃった、というしかない。
私の本気を感じ取ったのか、混みあう店なのに途中から店長さん(とあとで気づいた)が自ら接客をしてくれて、きものや江戸小紋や帯やなにやかや、いろいろと教えてもらう。
それにしてもきれいだ。
すこしあててみますかといわれ、いわれるままにあててみることに。
なにをかくそう、七五三以来のきものです。
浴衣は毎年着るようにしているとはいえ、やはりきものは全然ちがう。
あててみたら、顔とあわない、雰囲気が想像とちがうなどということになるのだろうかと思っていたのに、
そうとうぴったりとあっていて、正直ちょっとびっくりした。
反物をきものふうにからだに巻きつけていって(なんていうのかしらあれ)、
帯だけでなく帯締も帯揚げもすべてきちんとつけてくださったので、
実際に着ているときのイメージもすごくわく。
ほしい。ほしすぎる。
だけれども、作家さんのものなので、お値段も予算の倍近い。
まだきものの勉強もなにもしていない。
所作もなにもすっからかんだ。
それでもやっぱりこの目の前にある小紋はとてもすてきだ。
あきらめるかあきらめずに買って帰るかでものすごく悩み、
結局、その場では買わずに、ひとまず辞去する。
ひとめぼれのしなものを買わなくなったなんて、なんておとなになったんだろう。
その後、紀伊国屋で無事に本を手に入れ、伊勢丹へ。
しかしひとめぼれのあとではやはりいかんともしがたく、
しかもたまたまなのかもしれないけれども、伊勢丹のお仕立てあがりの小紋で生繭のものはほとんどなく、生繭を買うならあつらえになりますといわれた。
ポリエステルのきものもあるのだが、しかし主義に反する。
小物は充実していたので、小物をじっくり見学して、こちらも辞去。
さてどうするか。
家まで電車に乗りながら、スーパーマーケットで野菜を買いながら、家で料理をしながら。
まだ悩んでいるのでした。
今夜は恋人も早く帰ってきたので、家でごはん。
豚肉の味噌漬け、キャベツ、絹さやとえのきの味噌汁、トマトのカプレーゼ、冷奴、浅漬け、カレー。
たしか以前、絹さやがおいしいといっていたのでたっぷり絹さやを入れたら、
おれこれあんま好きちゃうねん。とかいっている。
えええええ。前すきっていったよ、すきじゃないものいれたりしないよ、というと、
また例のまゆげがひゅんとさがる困った顔をしていました。
森絵都さんの「カラフル」を読了。
浅田次郎さんの「姫椿」を読み始めました。