今日の夜も会議でこの時間まで仕事。
どうも最近、忙しい傾向にあります。
忙しいというか、緩急つきすぎているというか。

ところで。
いまきものが欲しいなと思っていて、友だちに相談をしているところ。
月末にある従妹の結婚式、洋装でいくつもりだったし、そのための服も新調していたのだけれども。
すこし前からなんとなく着物が気になりだしていて、そうして最近読んだ本の影響がさらにそれに加速をつけていて、
いっそ結婚式という機会に、しかもほかでもないたいせつな親族のお式でもあるわけだし、着物をきてみようか、と思ったのがおおきなきっかけだった。

そもそもはそのしばらく前から気になり始めていたことで。
たとえば。
だってやはり私は如何ともしがたく日本人だということ。
さらには日本的なものに、若いころよりもましてずっと惹かれるように
なってきているのに。
なのになんで服だけ洋装で。
もちろん生活習慣や食事や気候風土やなにやかや、
ずいぶんと変わってきているとはいえ、
いつでもどこでも洋装というこの状態は、ちょっとおかしいのではないかと思い。
和装でいけるところ(いくべきところ?)なら ば、和装という選択肢を持ちたいと、
自然に思うようになったのだ。

そこへきて、たいせつな従妹の結婚という、俄かにきものをきることが急務のような気がするイベントがおこった。

幸いなことに、私にはきものをライフワークにしている信頼できる友だちがいるので、
彼女に、そんな話を、予算感を含めて相談をしてみたところ、
やはり予算があわないので、今回は断念することになりそうだ。

予算があわないというのは正しいような正しくないような。
つまり私が用意できるおかねは、ほんとうはきものをあつらえるには十分にあるのだけれども、
きものをきることをしたことがなく、知識もまったくなく、所作も何もわからないこの私が、
そのようにたいそうなおかねを出して、急ごしらえであつらえた着物を、おそらくは着こなせないであろうということがおおきい。

だったら、たとえばふだん着られるようなきものをつくり、あるいは求め、
それを着られるようになったうえで、きちんとしたものをつくるなるなんなりするべきではないかと思う。

おかねは無駄に使うべきではない、というのが
彼女の意見でもあり、私も激しく同意するところだ。

しかし明日にでも、彼女が教えてくれたお店にはちょっと顔を出してみようと思う。
それにおすすめの本も買ってみよう。

新しい世界が広がることはいつだってわくわくとする。