いしいしんじさんの「いしいしんじのごはん日記」を読んでいる。

いしいさんの日々を、ちょっとしたことにプラス食生活をつづった日記で、
いしいさんのホームページでも公開されているものだ。

これがまた、実におもしろい。

1月10日(木)
自転車で三崎散策。図書館、ビデオ屋、中学校など発見。図書館にぼくの本はありませんでした。午後は小説の準備、宇宙についてかきもの。夕食は、大アジの干物、めざし、まぐろのワタの中華炒め、なっとうにほうれんそう。星がきれい。

2月15日(金)
お茶のおけいこ。先生が購入された黒茶碗で、ぼくがはじめて濃茶を点てた。すごく緊張しました。茶碗負けしてしまった。夕方品川で園子さんと合流、三崎へ。うちについたら、二階の奥座敷天井から、銀紙の星と月が無数にぶらさがっていた。誕生日だったのです。生ガキ。丸ごとスズキのワイン香草蒸し。香草サラダ。うまいパン。ドンペリで酔っ払う。

とまあこんなふうに続いていく。

いしいさんの作品から察せられる人柄がとてもよくあらわれているし、
いっぽうで、作品からは知りえないこともはかりしれる。当然だけれども。

それになんというのだろう。
日々食べているものをこうして順繰りに書いていくことは
最近めざしているところの、健やかなからだになることにつながるような気がして。

だってたとえば。

1月1日(月)
カップラーメン。チーズ。ポテトチップス。夜は友達と焼肉へ。

1月2日(火)
ファストフードでポテトとフライドチキン。夜食にチキンラーメン。

1月3日(水)
朝・昼は時間がなくて抜いた。夜はファミレスでステーキ。

なんていう日記があったとしたら。
それはもう、目もあてられない。
(さすがにこんな食生活ではないですけど)

というわけで。
なにごとにも影響されやすい私は、早速ごはん日記をつけてみることにする。
ついでに読んだ本などもまじえてみようかなというわけで、
題して「ごはんと本の日記」である。
いつまでつづくかな。