末弟の誕生日。

この前の日曜日の話。

末弟が恋人に仕事を教わりにくることになった。
日曜日、は末弟の誕生日。
誕生日にいいの？といったら、今年は彼女にも仕事優先にしたいっていっているから平気、ということで、家まで来てもらう。

末弟はいま犬用品のMDをしていて、でもMDは未経験だし、社会人経験もあまりないので、すごく苦労をしている。
実際、難易度の高い仕事だし、ほかにも新入社員研修のようなものもあるしで、毎日数時間も寝ていない。

正念場だよなあ。
と、末弟よりも10歳近く年上の私は思うけれども。
それは仕事をして10年経つからいえることだ。
正念場にある本人には、とにかくどうしていいのかわからない、闇雲に、といったところなんだと思う。

それとなく状況を探ったり、ときにはアドバイスのようなこともしているけれども
いったいどれだけ助けになっているのだろう。
もしかしたらなにも伝わっていないかもしれない。
却って混乱させているかもしれない。
力ない私。もどかしく思う。

仕事部屋で恋人と末弟は、なにやら難しそうな話をしていて。
それが終わったあとに、3人で、日々どのように業務を把握し、進めていくか、のような、社会生活全般の話をした。
私だけでは伝わりきらないところを、
具体的なモノを次々と自分のデスクから出して説明してくれた恋人のおかげで
すこしすっきりした顔に末弟はなっていき。
ほっとする。

午前中に買っておいたケーキに
ろうそくを立ててお祝いをする。
25歳のお祝い。
素敵な一年になりますように。