そういえば。
先日、両親はタイに旅行で行ったのだけれども。
お土産なにがいい?というので、
「(いつも買ってきてくれるけどわりと困る)置物はいらないよ」とこたえた。
私の母は、母親という種族にありがちなように置物が異常に好きで、
あちこちに旅に出ては、さまざまな置物を、実家に1つと兄弟4人分を必ず買ってくる。
そ、それはないだろう・・・
というようなものも、とても無邪気に
いいでしょ、これ。重かったけど(あるいは高かったけど)みんなにも買っといたからね。とすごく誇らしげにいうので、
さすがに私はありがたく頂戴することにしている。
しかしおとこの兄弟などはいやいらないでしょ、といって受け取らないことすらある。
(この件に関しては、兄弟たちにのみ非があるわけではなく、とにかく1年に何度も行く旅行でいつもなにかしらの不思議な造詣物を買ってくるほうにも若干…もちろん気持ちはありがたいけど・・・)
たまたまタイに行くのが私の入院が決まったころだったので、
旅行には行かないと言い出す母をなんとかなだめるために、
じゃあタイでなにかお土産を買ってきてよ。といったのだった。
そういった途端に母はころりと「じゃあ何がいい?」と旅行に行くことに宗旨替えをし(それはもちろん私としてもそうしてほしかった)、
「タイだからいい仏像を買ってくるわ」とものすごいことをさらりといったりする。
このままだと本当に仏像を買ってくるという予感がしたので、
「それなら、実用品を買ってきてよ。たとえば玄関にちょっと敷けるようなちいさい麻のマットとか」とこたえた。
もちろん、麻のマット、というのは喩えで、私が伝えたかったのは「実用品」というところである。
しかし。タイから帰ってきた母は。
麻のマットを手に入れるのにいかに苦労したか、という話を1時間くらいかけて電話で伝えてきた。
なんでも、タイには麻がない(らしく)。
そのためどこのお土産屋さんに行っても売っていない。
でも「ナオに麻のマットを買ってくるって約束したから」と、バンコク中のあらゆる土産屋をハシゴし(本人談)、結局どこにもなかったので、ホテルのひとに聞いて、バンコクにある三越だかなんだかのデパートにある「麻のマット」をようやく見つけ出した(本人談)。
まる1日かかっちゃったわー。もう気が気じゃなくて旅行どころじゃなかったわー(本人談)。
確かに麻のマットとはいったけれども。
それはあくまで喩えであって…とこころのなかで数回つぶやき、
大変だったんだね、ありがとう、といったらようやく落ち着いたらしく、
それでねそれでね、タイシルクのスカーフも買ってきたからね。
ナオほしいっていったでしょ?
といっている。
いやそれは言ってない。
(むしろタイシルクは世界中の空港にあるといえばあるので買ってこないようにとは言った)
でも母の頭のなかでは、ナオがほしいといった、というように置換されており、
スカーフだけではなくてハンカチも口紅入れ(?)も買ってきたよ!とすごく誇らしげにいうので、
じゃあスカーフだけもらおっかな。と伝えておいた。
麻のマットはいま玄関に敷いてあって、
ざらっとしているけれども痛くない足ざわりがとても気に入っているし
ナオに似合いそうだからといって送られてきた薄紫と緑色のタイシルクのスカーフも
とてもきれいな色合い。重宝しそう。
先ほどお礼の電話をしたら、
茶色のスカーフもあるけど送る?とさらにまた言っていた。
いったいいくつ買って来たんだろう・・・。
先日、両親はタイに旅行で行ったのだけれども。
お土産なにがいい?というので、
「(いつも買ってきてくれるけどわりと困る)置物はいらないよ」とこたえた。
私の母は、母親という種族にありがちなように置物が異常に好きで、
あちこちに旅に出ては、さまざまな置物を、実家に1つと兄弟4人分を必ず買ってくる。
そ、それはないだろう・・・
というようなものも、とても無邪気に
いいでしょ、これ。重かったけど(あるいは高かったけど)みんなにも買っといたからね。とすごく誇らしげにいうので、
さすがに私はありがたく頂戴することにしている。
しかしおとこの兄弟などはいやいらないでしょ、といって受け取らないことすらある。
(この件に関しては、兄弟たちにのみ非があるわけではなく、とにかく1年に何度も行く旅行でいつもなにかしらの不思議な造詣物を買ってくるほうにも若干…もちろん気持ちはありがたいけど・・・)
たまたまタイに行くのが私の入院が決まったころだったので、
旅行には行かないと言い出す母をなんとかなだめるために、
じゃあタイでなにかお土産を買ってきてよ。といったのだった。
そういった途端に母はころりと「じゃあ何がいい?」と旅行に行くことに宗旨替えをし(それはもちろん私としてもそうしてほしかった)、
「タイだからいい仏像を買ってくるわ」とものすごいことをさらりといったりする。
このままだと本当に仏像を買ってくるという予感がしたので、
「それなら、実用品を買ってきてよ。たとえば玄関にちょっと敷けるようなちいさい麻のマットとか」とこたえた。
もちろん、麻のマット、というのは喩えで、私が伝えたかったのは「実用品」というところである。
しかし。タイから帰ってきた母は。
麻のマットを手に入れるのにいかに苦労したか、という話を1時間くらいかけて電話で伝えてきた。
なんでも、タイには麻がない(らしく)。
そのためどこのお土産屋さんに行っても売っていない。
でも「ナオに麻のマットを買ってくるって約束したから」と、バンコク中のあらゆる土産屋をハシゴし(本人談)、結局どこにもなかったので、ホテルのひとに聞いて、バンコクにある三越だかなんだかのデパートにある「麻のマット」をようやく見つけ出した(本人談)。
まる1日かかっちゃったわー。もう気が気じゃなくて旅行どころじゃなかったわー(本人談)。
確かに麻のマットとはいったけれども。
それはあくまで喩えであって…とこころのなかで数回つぶやき、
大変だったんだね、ありがとう、といったらようやく落ち着いたらしく、
それでねそれでね、タイシルクのスカーフも買ってきたからね。
ナオほしいっていったでしょ?
といっている。
いやそれは言ってない。
(むしろタイシルクは世界中の空港にあるといえばあるので買ってこないようにとは言った)
でも母の頭のなかでは、ナオがほしいといった、というように置換されており、
スカーフだけではなくてハンカチも口紅入れ(?)も買ってきたよ!とすごく誇らしげにいうので、
じゃあスカーフだけもらおっかな。と伝えておいた。
麻のマットはいま玄関に敷いてあって、
ざらっとしているけれども痛くない足ざわりがとても気に入っているし
ナオに似合いそうだからといって送られてきた薄紫と緑色のタイシルクのスカーフも
とてもきれいな色合い。重宝しそう。
先ほどお礼の電話をしたら、
茶色のスカーフもあるけど送る?とさらにまた言っていた。
いったいいくつ買って来たんだろう・・・。