もともと食事よりはお菓子をつくることが好きで、
昔はよくケーキとかアイスクリームをつくったものだ。

というとなんだかお菓子作りに精通していそうだけれども
まったくもちろんそんなことはなく、
気が向いたときに簡単なものをつくるだけである。もちろん。

引越しをしてからお菓子作り熱が再燃してきて、
まあそれは、食べてくれるひとが常にいるということからきているのだけれども、
そんなわけでせっせとまたお菓子をつくっている。

最近、はやっているのはシャーベット。
ことに蒸し暑くなってきたこのごろにとても合う、
季節のフルーツを使ったすずやかなデザートで、
レモンを多めに入れて酸味を強くするので
冷たくて酸っぱいものが好きな恋人はとても気に入っている。

近所に安くていい素材を置いている果物屋さんがあるので、
よさそうな果物をみつくろって買ってくる。
いちごとかブルーベリーとかラズベリーとかパイナップルとか。
あとは酸味をたすためのレモンをいくつか。
そのときに入っている新鮮な素材でつくるのが
たぶんおいしさのいちばんの秘訣なんじゃないかと思う。

この前は、まるのパイナップルが200円!だったので、
それを買ってきて、半分をシャーベットに、半分の半分をジュースに、残ったものを生のままでいただいた。
甘くて酸っぱくて果汁がたっぷりで、なによりかおりが強くて。
カットフルーツで買ってくるパイナップルとはやっぱり全然違うのだ。

ボウルいっぱいにできたパイナップルシャーベット。
天然の黄色がとてもきれい。

恋人は毎日冷凍庫をあけて
まだあるまだあると昼でも夜中でも食べている。
弟やお客さまにもお出ししているし、
幸い好評でみんなお代わりをしていくのだけれども
でもさすがにたくさんつくりすぎてちっとも減らない。
減らないと次がつくれないんだよなあ。
と私も今日もせっせとシャーベットを食べている。

デザート

パイナップルのシャーベット。