せっかくなので、手術のことなどを書いておこう。

朝9時に入院受付。
ということで、恋人と一緒に病院に向かう。
私が入院したのは入院費が高いことで有名な聖路加で、なぜならそこがかかりつけで(昔近くに住んでいたから)、それもあって人間ドックは毎年そこで受けていて、人間ドックで再検査になったのをわざわざ別の病院にするのもメンドウだったから、である。

聖路加の入院は基本的に個室になるため、とても高い。
私が入院したのも、一泊3万円の個室である。高い。
でもまあ、私が手術を受けた婦人科は、虎ノ門と並んでその道では有名だし、したがってへたなことはしないはず、と、お友だちのお医者様も、医者である弟も口をそろえていたし、それにまあ長いこと社会人をしてきているので払えない金額でもない。
そして前述したとおり、なにしろ別の病院にこれからかかる、というのがもう本当にメンドウだったので、恋人とも相談して聖路加に決めた。
まあ泊まるからには、ホテル並みという設備を楽しもうかな、ということにして。

さて朝9時少し前に病院につく。
入院受付を終えて、病室に案内される。
これまで親の入院などに何度も立ち会ってきたけれども、入院受け付けの人が病室まで案内してくれて、さらに病室で待っていると病室担当(旅館でいうところの仲居さん)が病室の設備や非常口をときには軽い冗句を交えつつきちんと説明してくれて、さらにその後に担当看護師(すごくかわいらしくてやさしい女性だった)が今日の日程を教えてくれて、、最後に病棟看護師長が挨拶にきたのは、ここ聖路加がはじめてである。
もちろん担当医もやってくる。

旅館でいうと、客室ご案内係→仲居さん→わかおかみ→おかみさん
すべてが登場する、ってところですね。
まさに病院というよりは旅館とか、ホテルみたいな感じである。

すごいねえ、さすがだねえ、と恋人とひとしきり感嘆する。

ちなみに私、手術のあとは美容室になかなか行けないだろうということで、直前に髪を切っていた。
担当医(若い女医さんである)に目ざとくそれを見つけらたので、
このあと、なかなか髪を切れないと困るので、といったら、
そんな患者さんははじめてですよ。と笑われた。