今日はとてもいいお天気。
朝から近所をぶらぶらと散歩する。

近くの喫茶店で焼きたてのトーストと卵とサラダを食べる。
健全な週末の朝。

昨晩は21時を過ぎても連絡がなかったので
さすがにそとでご飯を食べてくるのかな?と思い
ひとりごはんの準備をして食べ始めたところに
恋人から電話がはいる。

いまから帰るけどごはんある?

どうやらずっと打ち合わせだったらしく
おなかをぺこぺこに空かせてかえってきた。

一緒に暮らすようになってから
ふたりでごはんを食べることが毎日のきほんになった。
そうしようねと取り決めたわけではなく
取り決めをするのがきらいなひとのために
わざわざとなにもいわないでいるのだけれども。

帰るときにはちゃんと電話とかメールがくる。
いまからかえる。ごはんどうする?

毎日のごはんのこと。

朝は仕事があるからかんたんに済ませる。
サンドウィッチやホットドッグをつくり、つけあわせはサラダとスープくらい。
あるいはおにぎりをにぎり(恋人は明太子で私はごま塩)あとはお味噌汁、とか。
夜はその日の気分にあわせてけっこうつくる。

毎日もりもりと食べているので恋人はちょっと太って私はちょっと痩せた。
(たぶん私は野菜をちゃんと食べるようになったせいだと思う。ひとりだと野菜はあまり食べないから)

ふたりで日々のごはんを食べること。
私はそういう生活をとてもしたいなと思っていたから
だからそれができたいまをとてもいとしく思う。

もちろんふたりでいると、なんだそれ!ってこともあるけれど
それはきっとおたがいさまのこと。
いちいちめくじらを立てたりしない。
それもおたがいさまのこと。

それよりも。
毎日の食卓をともに囲めるひとがいることを
今夜の明日の食卓もこのひとと囲めるということを
とてもいとしく思うのだ。とても。