胃カメラ。

というわけで、人間ドックに行ってきた。
前回と同様、概ね健康。
いくつか心配な要素もなくはなかったけれども、いますぐどうこうということではまったくない。

それにしても胃カメラを飲むときの麻酔は本当にすごい。
その威力たるや。

まだ胃カメラを飲んだことがないひとのためにご説明をしておくと。

まず、胃カメラをとおりやすくするために、とても不味い味のする液体を飲まされる。
（本当に不味くて半分泣きながら飲む。それでもバリウムよりはましだ）
↓
その後に麻酔を打たれる。
↓
麻酔を打たれた3秒後くらいには、もう「落ち」てしまい。
↓
目が醒めると、既に検査は終了しているのだ。

麻酔を打たれてからふと気がつくと看護士さんが側に立っていたので、
あらいつの間に？と思い、気を遣って、
「すみません、そろそろ検査の時間ですよね？」と言ったら、
「もう検査、終わってますよ」と言われてしまった。
まさに全落ちである。
（ちなみに前回の胃カメラ時もまったく同じ感じだった）

そうしてすっかりと目覚めたときには、得もいわれぬ快感というかなんというか、
ひさびさに「あーよく寝た」と子供のように伸びをしたい気分にすらなった。
ここのところあまり眠る時間がなかったのが、たかだか30分近くの睡眠ですべて取り戻したかのようだ。

しかしそれにしても。
昏睡しているあいだにたとえば殺されたり大地震がきても全然気づかないに違いない。
と思うと結構怖いものがありますね。
とはいえバリウムはどうしたって飲みたくないのだけれども。