先週、10年ぶりにふじこさんと会った。
ふじこさんというのは、私が学生の頃にアルバイトしていたお店にときどき飲みにきていた女性で、コピーライターをしている。
初めて会ったのは、大学1年生のときだから、もう15年も前のことだ。
ふじこさんはいつも会社の同僚たちと私がいた店に飲みにやってきた。
少しのおつまみと、あとはお酒。
小柄でほっそりとしていてとてもきれいで。
おおぶりのピアス。ピアスとおそろいのネックレス。上品で艶のある声。
そんなことすべてが、田舎から出てきたばかりの私にはとてもまぶしかったものだ。
ふじこさんとはちょっとしたことからプライベートなことも話をするようになり、ときどき会社にも遊びに行ったり、お花見に呼ばれて行ったりもした。
卒業してからは、年賀状を交わすくらいだったのだけれども。
お互いの近況を知らせるその数行のやりとりに、いつも緊張したりたくさんのこころをこめたりした。
ふじこさんは憧れの女性だ。
おとなの女性ってあんな感じなんだ。と、いつもふじこさんを見ていたから。
10年ぶりの再会も。
四谷三丁目の交差点の向こう側に立っていたふじこさんを。
だから私はすぐに見つけることができる。
変わらずに小さくてほそくておしゃれなふじこさん。
59歳になったふじこさん。もうすぐ33歳の私。
はじめて出会ってから15年。
こんなふうにお酒を一緒に飲んで。お互いの仕事の話や昔話をする日がくるんだね。
そんなふうに思う。
ふじこさんは去年、いままでいた会社を辞めて、仲間と一緒にちいさな会社をつくり。
いまもコピーライターとして現役だ。
すごいなあ。たった10年働いただけでへとへとなのにね、私。
それが!あと20年以上も働きつづけるなんて私にはちょっと考えられないけれども。
今度は10年も時間をあけずに。
これを機会にたくさん会おうね、ということになって。
握手をしてさよならをする。
本当は風邪で熱がひどくてふらふらだったけれども。
限界…と何度も思ったけれども。
いい夜だった。とても。
ふじこさんというのは、私が学生の頃にアルバイトしていたお店にときどき飲みにきていた女性で、コピーライターをしている。
初めて会ったのは、大学1年生のときだから、もう15年も前のことだ。
ふじこさんはいつも会社の同僚たちと私がいた店に飲みにやってきた。
少しのおつまみと、あとはお酒。
小柄でほっそりとしていてとてもきれいで。
おおぶりのピアス。ピアスとおそろいのネックレス。上品で艶のある声。
そんなことすべてが、田舎から出てきたばかりの私にはとてもまぶしかったものだ。
ふじこさんとはちょっとしたことからプライベートなことも話をするようになり、ときどき会社にも遊びに行ったり、お花見に呼ばれて行ったりもした。
卒業してからは、年賀状を交わすくらいだったのだけれども。
お互いの近況を知らせるその数行のやりとりに、いつも緊張したりたくさんのこころをこめたりした。
ふじこさんは憧れの女性だ。
おとなの女性ってあんな感じなんだ。と、いつもふじこさんを見ていたから。
10年ぶりの再会も。
四谷三丁目の交差点の向こう側に立っていたふじこさんを。
だから私はすぐに見つけることができる。
変わらずに小さくてほそくておしゃれなふじこさん。
59歳になったふじこさん。もうすぐ33歳の私。
はじめて出会ってから15年。
こんなふうにお酒を一緒に飲んで。お互いの仕事の話や昔話をする日がくるんだね。
そんなふうに思う。
ふじこさんは去年、いままでいた会社を辞めて、仲間と一緒にちいさな会社をつくり。
いまもコピーライターとして現役だ。
すごいなあ。たった10年働いただけでへとへとなのにね、私。
それが!あと20年以上も働きつづけるなんて私にはちょっと考えられないけれども。
今度は10年も時間をあけずに。
これを機会にたくさん会おうね、ということになって。
握手をしてさよならをする。
本当は風邪で熱がひどくてふらふらだったけれども。
限界…と何度も思ったけれども。
いい夜だった。とても。