先週の金曜日のこと。

Sちゃんのトレガーワークを受けてから、野菜のおいしいフレンチ「オウ・レギューム」でふたりでランチを食べる。
セッションを受けたあとの、はっきりとした味覚のもとで味わう料理は、いつも以上にとてもおいしい。

ゆったりとランチを楽しんだあとに弟の彼女をお見舞いに行こうと電話で様子をうかがう。
ところが彼女は数日間、実家に帰省してしまったという。
であらば、と当初の予定どおり、弟と仕事の打ち合わせをすることにする。
夜に、私のほうが渋谷で打ち合わせがあったので、渋谷まで出てきてもらい。
駅そばのantennaというカフェにいく。

antennaは、ときどき雑誌などにも紹介されているようなのだが。
いまここで働いているAちゃんという女の子は、いつも行っている美容室で以前働いていた子なのだ。
ふんわりとした容姿に似ず、とてもしっかりとしていて。
美容室でアシスタントについてくれると大抵は、将来の夢とか仕事の話とかそれを実現する具体的なステップのようなことを話していた。
そしてそのステップどおりに、いまはantennaでほぼひとりでキッチンを任されている。
さすが「料理で食べていきたい」といっていたAちゃんがつくるだけあって、料理はどれもとても味がよかった。

一時間と少し、antennaで過ごしたあとは、NHK近くのアプレミディへ移動する。
弟はカフェが好きなので、たいていカフェを梯子することになるのだ。
アプレミディは食事はあまりおいしくなかったが、滞留したような空気のなかでは仕事の話はどんどん進んだ。

だいたい私はカフェで仕事をするのが、いちばんはかどると思う。
集中して仕事をしたり、少し気が散ってくると本を読んだり。
オフィスにいるよりもずっと仕事がすすむし、いいアイディアも浮かんでくる。
そんなわけで会社でも、ときどきオフィスを出てカフェで仕事をするのだけれども、どうも私が働く銀座には、仕事に向くカフェがない。
私の仕事はパソコンを使わないとできない内容が多いので、長時間だとどうしても電源が必要になってくるのだが、フリーで使っていいカフェが殆どまったく存在しないのだ。
バッテリーが切れてくると、慌ててオフィスに帰るか、充電をさせてもらったりする。
あるいはこっそりと、電源を取らせてもらうこともある。
銀座に雰囲気がよくて、自由に電源が使えるカフェがあれば。
本当にいうことないのだけれど。