この前、Sちゃんからトレガーワークを受ける。
Sちゃんと会うのは半年ぶりだろうか。
彼女はふだん西表島に住んでいるので、なかなか会えない。
久しぶりに会うことにどきどきする。

トレガーワークを受ける前に待ち合わせをして、ランチをする。
オゥ・レギュームにて。力強い野菜をつかった味わい深い料理たち。

Sちゃんとお互いの近況や悩みや悩みが解決したことなどを報告しあい、
同じ年齢で似たような現状や悩みを抱える女子的な会話をし、
おおいに笑い、おおいに喋る。
お喋りをしすぎて文字どおり時間を忘れてしまうくらいに。

たとえば。ひとには〝直接的になにかをしてもらったり助けられたりするわけではないのに、よい方向にすすむきっかけをつくってくれるひと〟というのが存在するよね、という話。
別に宗教的なこととか霊的なことではない。
そしてそういう感覚は私にもとてもよくわかる。

たとえば。いまの仕事をとおして得ているもの。これからしたいこと。
たとえば。好きな男性のタイプのこと。
Sちゃんは淀みなくタイプをあげて、私はものすごく悩んだ。その違いについて。

たっぷりと話して食べて、いよいよトレガーワークのセッション。
今回のセッションは。
いつもと違って、最後に〝イメージを浮かべること〟みたいな作業をした。
そこで浮かんできたイメージというのは、本質的にしたいこと、とか大切なもの、であるらしい。

こころのなかに。まぶたのうらに。
ぽっかりと浮かんできたあるものは。
少しばかり意外で、でもとても大切なものだった。

セッションのあと、たいていはどこかにふらりと出かけたくなるのだけれど。
実際にその日も、買い物をするか好きなお店に食事に行くかと思っていたのだけれど。
なんだかまっすぐ家に帰りたくなって。
だからまっすぐ家に帰った。こころの声をきいて。

帰りがけに、ときどき立ち寄るお花屋さんをのぞいたら。
カランコエが入っていたのでそれだけ買って帰る。
ちいさな明るい花のつぼみ。

カランコエの花言葉は「幸せを告げる」だと、
家に帰って調べたところに書いてあった。

カランコエを買った話を。
今度Sちゃんと会ったら話そうと思う。
とても喜んでくれそうな。そんな気がする。