お知り合いの作家さんの日記に、はじめて歌舞伎を見に行ったという話が載っていた。
と思ったら、知人のGさんの日記にも、学生以来だという歌舞伎鑑賞の話が出ていた。
歌舞伎と歌舞伎座のこと。
歌舞伎座へは一年に一度くらいは行っているだろうか。
とりたてて歌舞伎が好きとか興味があるというわけではないのだけれど。
あの独特の雰囲気と、あとは歌舞伎座の建物そのものが気に入っている。
ずっと以前は。歌舞伎座の先にある、勝どきという場所に住んでいたので、
会社のある銀座へ行くために、あるいは週末の買い物のために。
毎日歌舞伎座の前を歩いていた。
公演がある日は歌舞伎座の前にのぼりがたち。
それがさらに人気のある役者さんが出るときや、有名な演目のときは、歌舞伎座の辺りは俄然にぎやかになる。
着飾ったご婦人がた。団体さん。
まわりにあるお弁当屋さんをひやかしたり、喫茶店に入ったり。
歌舞伎がはじまるまでの、あるいは終わってからのひとときを。思い思いにすごす。
これからはじまる数時間への期待。あるいは見終えたあとの胸の高まり。
歌舞伎座界隈は、日常と非日常のかけはしのようなものだったのだ。
新しい松竹ビルができる前後から、あのあたりはだいぶ変わってきたように思う。
私の好きな歌舞伎座も、2010年には建て替えられる。
去年のいまごろに発表になっていたと思うが、確か歌舞伎座ビル、のようなもののなかに取り込まれるという予定だったはずだ。
それはまあ確かに歌舞伎座は旧いつくりで、設備も古めかしいものである。
だけれども。いまの歌舞伎座ができてからたったの50年しか経っていないのに、しかもあんなに情緒のある建物が取り壊されてしまうのは、やはり残念なことのように思う。
歌舞伎座のなかで働くひとたち…役者さんを含めて…にとってはとても使いづらいものだったそうだから、メリットももちろんあるのだろう。
ただ少なくとも。
いまの歌舞伎座に比べて。決定的になにかが損なわれることは確かだ。
新しいなにかを得ることはあるかも知れないけれども。
2010年なんてまだ先と思っていたけれど。
実はもうそう遠くない。
歌舞伎座が新しくなる前に、もう少し足しげく歌舞伎を見ておこうか。
と思ったら、知人のGさんの日記にも、学生以来だという歌舞伎鑑賞の話が出ていた。
歌舞伎と歌舞伎座のこと。
歌舞伎座へは一年に一度くらいは行っているだろうか。
とりたてて歌舞伎が好きとか興味があるというわけではないのだけれど。
あの独特の雰囲気と、あとは歌舞伎座の建物そのものが気に入っている。
ずっと以前は。歌舞伎座の先にある、勝どきという場所に住んでいたので、
会社のある銀座へ行くために、あるいは週末の買い物のために。
毎日歌舞伎座の前を歩いていた。
公演がある日は歌舞伎座の前にのぼりがたち。
それがさらに人気のある役者さんが出るときや、有名な演目のときは、歌舞伎座の辺りは俄然にぎやかになる。
着飾ったご婦人がた。団体さん。
まわりにあるお弁当屋さんをひやかしたり、喫茶店に入ったり。
歌舞伎がはじまるまでの、あるいは終わってからのひとときを。思い思いにすごす。
これからはじまる数時間への期待。あるいは見終えたあとの胸の高まり。
歌舞伎座界隈は、日常と非日常のかけはしのようなものだったのだ。
新しい松竹ビルができる前後から、あのあたりはだいぶ変わってきたように思う。
私の好きな歌舞伎座も、2010年には建て替えられる。
去年のいまごろに発表になっていたと思うが、確か歌舞伎座ビル、のようなもののなかに取り込まれるという予定だったはずだ。
それはまあ確かに歌舞伎座は旧いつくりで、設備も古めかしいものである。
だけれども。いまの歌舞伎座ができてからたったの50年しか経っていないのに、しかもあんなに情緒のある建物が取り壊されてしまうのは、やはり残念なことのように思う。
歌舞伎座のなかで働くひとたち…役者さんを含めて…にとってはとても使いづらいものだったそうだから、メリットももちろんあるのだろう。
ただ少なくとも。
いまの歌舞伎座に比べて。決定的になにかが損なわれることは確かだ。
新しいなにかを得ることはあるかも知れないけれども。
2010年なんてまだ先と思っていたけれど。
実はもうそう遠くない。
歌舞伎座が新しくなる前に、もう少し足しげく歌舞伎を見ておこうか。