1ランク下の暮らし。

つい2時間ほど前。
エスプレッソダブルを飲んだ。
私は刺激物に素直に反応する体質なので、コーヒーや栄養剤を飲むときちんと眠れなくなったり元気になったりする。

というわけで、今夜は当分眠れそうもない。
おまけに自宅まで乗ったタクシーの運転手さんが稀に見る乱暴な運転をする方で、ただでさえ車に弱いのに、家より随分前で降りざるを得ないくらいに激しい車酔いをした。
しばらく眠れないだろうから、日記でも書いておこうと思う。

今夜はものすごーく久しぶりにフレーゴリ へ行った。
学生時代の先輩と、その恋人との食事会。
だいぶ遅れて馳せ参じたので、馬肉のカルパッチョと砂肝のコンフィと鰯は先輩たちの胃袋におさまっていたけれど。
天草梅肉ポークの炭火焼。鯖のスモーク。クレソンのサラダ。パスタ3皿（セイコガニのトマトソースと、ワカサギの白ワインと、牡蠣のパスタ）。などは私もシェアできた。というか食べ過ぎた。
しかし相変わらずどれもこれもとてもおいしくて満足する。

食事のあいだにいくつかの話をしたのだけれど。
わけてもこころに残ったのは。

1ランク下の暮らし、
というフレーズ。

1ランク上とかいう言葉はよく聞くけれど、1ランク下というのは殆ど聞かない。
でもいまできうる生活の、1ランク下くらいの生活をしたほうが、きっとこころ豊かに暮らせるよね。
そんなことをみんなで話した。

いまある地点よりも上を目指したいというのは自然な欲求だろう。
ただ。そのために大切ななにかを忘れてしまったり、犠牲にしてしまっては楽しくない。
仕事とか、自分自身とかを向上させないということではもちろんないのだけれど。

先輩は不動産関係の仕事をしているし、先輩の恋人は建築士で、私は以前住宅雑誌の編集をしていた。
ということで、勢い「住まい」や「暮らし」に関する話題が多くなった。

先日、ある建築士から、施主の1～2割が家を建てて1年以内にうつ病になる、という話を聞いた。
家を建てるという希望をかなえてしまったことで、まあいうなれば五月病のような状態になってしまうのだとか。
その話をはじめて聞いたときもなんだかなあと思ったし、今日改めて会話に乗せながら改めてなんだかなあと思う。
家というモノではなく、そこで営まれる暮らしこそが大切なはずなのだけれど。

家は箱に過ぎないんだけどね。と先輩の恋人はおっしゃっていて。
本当にそのとおりなのに、そこを間違ってしまうひとが実は結構いるものなのだ。残念なことに。

酔っ払っているうえに気持ちも悪いため
いつも以上に散漫な日記になってしまったが
イキオイでこのままアプライしてしまおうと思う。

明日は朝からずっと会議。寝坊しないように気をつけなくては。