また仕事が増えた。
さらに新しいプロジェクトにアサインされた。なにがなにやら。
まあなんとかなるだろう。一日は24時間あるし。

ということで、今日はホットヨガに行った。
レッスンの直前まで会議をしていたこともあり。
しかもヨガに行こうと行かなかろうとたっぷりと仕事はあるし、
行かないで会社で仕事をしようが、ヨガの後に自宅で仕事をしようが
あまり変わらないよね。ということで。
本日の最終レッスンにぎりぎりかけこむ。

たぶんいろいろなことが重なっていたのだとは思う。
前回のレッスンから1週間くらい空いてしまっていたこと。
ウェアに着替えてからレッスンスタートまで殆ど時間がなくて、精神的にも肉体的にもセットアップできていなかったこと。
平日の夜だけあってレッスンが混んでいて、参加者がいつもより多くて室内の換気がうまくいきわたっていなかったこと。

結果的にどうやら熱中症のようなものになりかかり、
途中から目の前は真っ暗だし息はできなくなるし吐き気はおさまらなくなるしで、1時弱であえなく退散。
せっかく急いで行ったのに。残念なことをしてしまった。
準備不足でのぞんだ自分が悪い。次回から気をつけないと。

ここのところ立て続けに読んだ3冊の本がどれも不発で
なんだかいまいちだなあーと思っていたところだったのだけれど。
いま読んでいる川上弘美さんの「光ってみえるもの、あれは」という文庫本はとても好きな本になりそうだ。

好きだなあと思える本を読んでいるときの常で。
だんだんと左側のページが減ってくるにつれ、
もうすぐ本が終わってしまうという残念なような焦るような気持ちと。
このすばらしい本がいつまでも終わらないとしたら、こころが「もたない」な、だから終わったほうがいいのだ、というような不思議な安堵感と。
そのふたつが振り子のようにふれて、ないまぜになる。

「光ってみえるもの、あれは」の魅力のひとつは、登場人物の妙と思う。
だいたい川上弘美さんの本は、登場人物に素敵なひとが多い。
一般的には素敵とはいえないのだろうけれど、なんというか、少しぬけた感じのする、色にたとえると黄土色というか、あまりきれいではないのだけれどよく目にしていてどちらかというと安心感がある、そんなひとが出てくるのだ。
この本の主人公は高校生の男の子なのだけれど、この男の子の担任の先生とか(このひとが今回の黄土色っぽいひとだ。あともうひとり、黄土色っぽいひとが登場する)、親友の男の子とか、お祖母さまとかがそれぞれとても魅力的だ。

あと数十ページでこの本も終わってしまう。
次に出会う本にまた、好きだなあと思えるところがあるといいなと思う。