某snsに知らないあしあとがついていて、
誰これ?と何気なく押してみたら。

高校のとき付き合っていたひとだった。

そのひとが本名で登録していたことと、
同じ高校のコミュニティに入っていたから分かったのだけれど。

それでも。あれから15年も(!)経ついま。
その名前が→高校のときにつきあっていたあの○○くん、
というふうに一致するまでに暫く時間がかかった。

そうして懐かしいというよりも、
どちらかというとあの頃にしでかした数々のことを思い出して、
なんだか申し訳ないような気分になった。

ああこのひとに。
私はあんなこともそんなこともしてしまったり、言ってしまったりした。
若気のいたりとはいえ。いまの私なら絶対にそんな言動はとらない。とか。
(たぶんこの日記を読んだら、親友Mは手を叩いて爆笑するだろうが)

でももちろん懐かしい思い出もたくさんある。

ふたりで授業を抜け出して、公園のベンチでたくさん話をした。
夏がはじまったばかりの季節。
まだ若い緑の葉がさざめいて、淡い木漏れ日がたくさん舞い降りていた。
そのひとの肩越しに、私はずっと先にある青い空を見ていた。
ひっそりとした午後の公園。
胸がぎゅっとなって、とてもどきどきしたこと。

ものすごくロマンティックなことをいったりしたりするひとで、
それが嬉しかったり恥ずかしかったりしたこと。

そういえば○○くんは、私が××だったことをずっと疑っていた。
怒らないから言ってみて?本当は××じゃないんでしょ、と。
別れる最後の日までときどきいわれた。本当に××だったんだけど。
それもこれももう全部。
随分と。とおいとおい、昔の話。