今月のフィガロ・ジャポンでウィーンとプラハを特集していた。
帰りがけにコンビニエンスストアで手に入れる。
何度も通った広場。疲れた足を休めたカフェ。
そんな懐かしいいくつかの光景を目にする。

そういえば去年は狂ったように旅ばかりしていたけれど
今年は少しおとなしくしている。
春くらいに友だちが住むことになったローマに行こうかなと思いはじめてはいるけれど。
とはいえ先のことはわからない。

自由になれたらいいのになあと思う。
誰も私をしばることなんてできない。
実際問題、誰も私をしばってなんかいない。
行きたいものは行けばいい。見たいものは見ればいい。
でもなんだかそれができないでいる。
私をしばりつけているのはいつだって私自身なのだ。

ひとつ前の駅で降りて。
ずんずんと歩いて帰りながら。そんなことを思う。