これまたちょっと前のことになるけれど。
小菅優さんのコンサートに行ってきた。
ブダペスト・フィルとの共演で、ラフマニノフの2番がメイン。
あとはフィルだけでリストのハンガリー狂詩曲とブラームスの1番を。
指揮はヤーノシュ・コヴァーチュというかたで、客演ではなく、しかも昔はハンガリーのオペラハウスでオルガンなども弾いていたことがあるひとだそうだ。

なかなかにいいコンサートだった。
肝心の小菅さんはミスタッチも多かったけれど(なにしろ私はしつこいくらいラフの2番を聞いている;しかもリヒテルとウィーンフィルの;ちょっと嫌な観客なのだ)、とても一生懸命弾いていたし、なにしろ情熱的なピアノだった。
ラフはこれが初演なのだそうだ。アンコールもラフの小品。

ブダペスト・フィルを聴くのははじめてだったけれど、とても良かった。
アンコールはブラームスのハンガリー舞曲。
これで終わりか?と思ったらもう1曲アンコールがあって、またハンガリーものか?と思いきや、ベルリオーズのラコッツィ行進曲で〆。
日本人はジャカジャン、で終わるコンサートがとても好きなように思うのだけれど、そのへんをとてもよくわかった選曲で、みんな満足そうに帰っていった。
もちろん私も。

コンサートは半年ぶりくらいだろうか。
やっぱり生の演奏はいい。
最近はのだめカンタービレの影響もあってか、クラシックも人気が出てきた感がある。
みんながたくさんクラシックを聴くようになって、演奏会に行ったり、自分でも弾いたりするようになればいいのになと思う。
そうすれば日本のオケの質もどんどんあがるし、いいオケも来日するようになるだろう。
オケの来日は景況に左右されるから、単にクラシックが流行っているだけではだめなのだけれど、でも流行っていないよりはずっとましなはずだ。

そういえばここしばらくまたピアノの練習をさぼっていた。
こちらもそろそろ復活しないと。