ピアノの音が聴きたくなったので
今日はラフマニノフを聴きながら仕事をしている。
リヒテルが弾いているピアノ協奏曲。
ピアノの音は私のこころをとても落ち着かせる。
強く激しい曲も。やさしくかなしい曲も。


昨日の深夜。
仕事のあいまに友人からメールが届く。
彼女は同年齢だし仕事の内容や仕事に対する姿勢も似通っていて。
親近感を憶えつつも、でも一歩も二歩も私の先をいくひとだ。
青い空のしたにまっすぐにたつひまわりに彼女は似ている。


たぶんまだ仕事中なのだろう。
あるいはやっと仕事が終わってひと息いれているくらいだろうか。
それから何度かメールのやりとりをする。
こういうときメールはとても便利だ。あっというまにこころのやりとりができる。


私のことをだいじょうぶ?と気遣ってくれるそのやさしさを嬉しく思う。
そうしてメールのなかで。
元気のない毎日を続けている、と率直に語る彼女のことばに胸が痛む。


どうしてこんなにも。
まっすぐでしなやかでやさしくておおらかで繊細で強くてでも同じくらい弱くて。
こんなにも素敵な女の子が。
元気のない日々を送っているのだろう。送らなくてはいけないのだろう。


みんな元気になったらいいのにと思う。


彼女はきっといつかまた元気いっぱいになって。
こころからの笑顔になって。
つらいこともかなしいこともうれしいこともたのしいことも
ぜんぶぜんぶ話せる相手に出会うだろう。
あるいは話さなくても理解しあえる誰かに。きっと。


気休めなんかじゃなくって。
ほんとうにそう思う。そう思うよ。