梅雨の晴れ間がつづく。
今日もとてもいいお天気で、すっかりと夏のような日差し。
このまま夏がきたらいいのにと思う。
いま読んでいる色川武大さんの〝喰いたい放題〟(タイトルとカバーデザインに惹かれて購入)がなかなかおもしろい。
目が覚める前からお腹がすいてしまうとか、小さな街に必ず一軒はある良心的な食堂との出会いとか、街で売られている稲荷鮨は甘すぎるところが多くて嫌だとか。
そんな食にまつわるあれやこれやがたくさん綴られている。
そのなかに、色川さんが偏執的にふりかけを好きなことが書かれていた。
とにもかくにもふりかけが大好きなこと。
ごはんにかけたら二杯三杯とすすんでしまうこと。
だからここ何年かは食卓にふりかけを置かないようにしていること。
それくらい、大好きなこと。
大いに共感。
ふりかけがあればおかずがなくてもいいくらい、私はふりかけが大好きだ。
ふりかけとご飯、あとはお味噌汁。
いちばん好きなふりかけはなんといってもごま塩。
炊きたてのほかほかご飯に、ごま塩。
この組み合わせは最高だと思う。
子供の頃は胡麻と塩を炒ってごま塩をつくっていた。
いまは横着をして買ってきてしまうけれど。
旅館などに泊まると、ときどきお手製のふりかけなんかが出てくることがあって。そんなときはとても嬉しくなる。
ご飯を食べることを大事にしてるんだなあと思う。
[ふりかけ余談]
ふりかけといえば高級ふりかけの代名詞、錦松梅。
まだ食べたことがないのだけれど、おいしいのでしょうか。
四谷の食いしん坊将軍(失礼)あたりは、食べたことがありそうですね。
丸美屋ののりたまとかすき焼きは、昔好きだった味。
あのちょっと毒々しい色使い。最近は殆ど食べていないけれど。
そういえば三島食品の〝瀬戸風味〟をはじめて食べたときはなんだか衝撃でした。