重大案件を火急的速やかに解決せねばならないプロジェクトにアサインされたため、毎日文字通り缶詰となり仕事をしている。
夕方スタートの打ち合わせが終電を逃す頃まで終わらない、なんていうのはざらで、
ホテルの会議室で朝10時から深夜2時まで延々と打ち合わせ、などもある。
どうも疲れが取れないなあと今週くらいから思い始めていたら、やはりというか風邪を引いてしまった。早めに直さなければ。
そんなわけで楽しみにしていたサッカーのワールドカップもあまり見られない。
私は自分が運動音痴な分、スポーツを見るのはとても好きだ。
それがオリンピックだろうとワールドカップだろうとアマチュアのゲームだろうと、スポーツに一生懸命なひとたちを見るのは気持ちがいいものだ。
それに国際的な試合になればなるほど、素晴らしい選手の信じられないような好プレーも見られる。
若い選手の野放図なプレーを見るのもいいし、熟練された選手の巧みな技を見るのもいい。
チームの勝敗とか、個人の順位などにはあまりこだわりがなくて(もちろん贔屓にしているチームは応援するけれど)、それよりもスポーツに一生懸命であるその姿勢に、私はいつも心を打たれる。
心を打たれるし、頭が下がる。
サッカーに話を戻そう。
贔屓にしているチームは日本とブラジルなのだけれど、アルゼンチンもイタリアもフランスもオランダもチェコも韓国も見たい。
だってワールドカップは、世界中の素晴らしい選手のプレーを一堂に見られる素晴らしい機会なのだ。
この前の月曜日、日本×オーストラリア戦はかろうじて仕事を切り上げられたので、会社の人たちと会社のそばのアイリッシュパブに行った。このお店には大きなモニターがあるのだ。
お店は日本代表を応援するひとたちで満席だった。
(偶然にも大学の後輩がきていてびっくりした)
お店にはたった二人だけ、年配のオーストラリア人の男性がきていて、彼らはオーストラリアが勝った瞬間に、とても嬉しそうに、だけれども控えめに小さくガッツポーズをしていた。
なんだかその振る舞いがとても感じが良くて、私の心に残ったのだった。