ウィーンに行ったらやはりウィナーシュニッツェルを食べないわけにはいかない。

それは台湾に行って小籠包を食べないようなものだ。あるいは北京における北京拷鴨。

(まったくの余談になるが、台湾の鼎泰豊:ディンタイフォンの小籠包は日本の鼎泰豊のそれとまったく味が違う。別の食べ物かと思うくらい台湾本店はおいしかった)


私はヨーロッパのひとり旅ではレストランには入らないことにしている。
やはりそれはなんというか…マナー違反というか、作法にかなっているふるまいとは思えないから。
でも今回の旅ではウィーンのウィナーシュニッツェルと、ブダペストのフォアグラだけは特例にさせてもらっていた。


というわけで、ツム・フィグルミュラーに行ってきた。
ここはシュテファン寺院のすぐそばの路地にあるレストラン。
他のメニューもあるのだけれど、訪れるひとの殆どはみなウィナーシュニッツェルを食べている。
午後の遅い時間に行ったのでとてもお腹が空いていたこともあり、私はウィナーシュニッツェルとサラダを注文した。

しかしその十数分後、サラダを頼んだことを激しく後悔することになる。

というのも、運ばれてきたウィナー・シュニッツェルが信じられないくらい大きかったのだ。何しろ、お皿が隠れて見えないくらい。
肝心の味はというと、使い古された表現を敢えて使うと、外はさくさく、中はジューシーでとてもおいしい。
この一軒でしか食べていないので、他のレストランのウィナー・シュニッツェルと比べることはできないけれど。


#zum figlmuller ツム・フィグルミュラー[ウィーン]


wiena_winnner

あまりに空腹だったため食べかけで撮影。すみません。。。