書棚の整理をしていたら、ぼろぼろになった旅行のガイドブックが出てきた。
ウィーン・プラハ・ブダペスト。
去年の秋に旅をした3国を一冊にまとめたガイドブック。


去年の秋だというのにとずいぶんと遠いことのように思う。
会社を1ヶ月ほど休んで旅に出た。
音楽を聴くこと、絵や建築物をみることがその旅の目的で、
だからたくさんのコンサートに行ったり、美術館に行ったり、
教会や修道院や図書館やアパートメントなどの建造物を見た。
疲れたらカフェに入った。公園でリスを見た。
そんな旅をした。


あのころに思っていたこと・・・少し先の未来として描いていた生活・・・と、
いましていることはだいぶ違う。
良いとか悪いとかそういうことではなく。事実として違う。あるいは結果として。


ただいずれにせよ旅は素晴らしいものだった。
それだけは私がどうあろうとも変わらない。


旅が終わったあとに、ゆっくりとそんな旅についてを書こうと思っていたのだけれど、いつのまにやらこんなにも時間が経ってしまった。


これから少しずつ、その旅で起こったいくつかのことを
書いていこうと思う。