国民劇場を見学したあとにふらりと入ったのが、カフェ・スラヴィア。
ヴルタヴァ川に面した席が空いていたので、そこに案内してもらい、
ミルク入りのコーヒーをゆっくり飲んだ。
夕方に近い時間だったので、夕暮れの日差しがヴルタヴァの水面にきらきらとうつってとてもきれいだった。
その向こうにはプラハ城が見えた。
それにしてもこの国のカフェはゆったりとしている。
たまたま私が大きいカフェにばかり入っていたせいなのかわからないけれど、
容積も大きいし、したがってあまり混雑しない。
どこに行っても待ったり断られたりしなかったし、空くのを待っているひともいなかった。
だから心行くまでのんびりとした。
たくさん本も読んだし、お店のなかやあるいは外を見るともなしにぼんやりと眺めた。
多くのお店はずっと昔からやっているような顔つきをしていた。
そうしてこの先もやっているような顔つきも。
実際のところはわからないけれども。そんな気がした。
#cafe slavia カフェ・スラヴィア
ヴルタヴァ川