もうすぐ母の日。
ということに先ほど気がついて。慌てて花を贈る手配をした。
私の母は植物が好きなので。
だから母の日はたとえマンネリでも花を贈ることにしている。
毎日毎日。今日こそ打ち合わせの合間に花を注文しておこうとか。
今夜こそ帰りがけにお花屋さんに寄ろうとか。思ってはいるのだけれど。
日中は仕事以外でWebを見る時間もほとんどないし。
夜はお花屋さんが空いている時間に仕事が終わったためしはない。
本当は別に〝当日〟にこだわることもないのだけれど。
私の家は誕生日とか。父の日とか。母の日などに。
家族にプレゼントを贈りあう習慣があって。
そうしてそれらはすっかり私の身にも就いているので。
それを欠かすと。両親は微妙に気にするのだ。微妙に。
一度。父の誕生日の前にプレゼントを買いに行く時間がどうしてもとれなくて。
配送が誕生日の翌々日になってしまうことがあった。
でも〝当日〟にどうしてもなにか渡したかったので。
プレゼントに先がけて。ぬいぐるみがついているような電報を送った。
そうしたら。父からではなく母から電話がかかってきた。
ナオ、今年は・・・あの・・・
お父さんへのプレゼント、あのぬいぐるみだけ?
と。少しいいにくそうな電話ごしの母に。
違うよ、本物は明後日くらいに届くよ。と答えたら。
良かったわあ。お父さんちょっとすねちゃってたから。
なんて母は言い。
その〝ちょっとすねている〟という父の図が。
私のこころにばっちりと浮かんできて。母娘で笑ってしまった。
でも笑っている母も。〝当日〟を意識するタイプなのだ。
それはモノがほしいとかそうことではなくて。
憶えていてくれたんだとか。気に留めてくれたんだとか。
そういうことを実感できることが大切なんだと思う。
私も同じタイプだから。わかるのだけれど。