会社に入ってからというもの。
毎年どこかしらに出かけていた連休だけれども。
今年はゴルフに出かけた以外は。
ずっと恋人と。恋人の家と恋人の家の近くで過ごした。
連休中に恋人が目標としているあることを、ワークシェアして形にする。
という目的があったから。というせいが大きい。
毎日少しずつそのワークをした。
それに疲れると。
気分転換に散歩をしたり。
ご飯の買い物に行ったり。ときには外でご飯を食べた。
何本かのDVDを見て。何冊かの本を読んだ。
近くでやっている(それでも歩いて30分はかかる)フリーマーケットに行き。
恋人はサングラスを買って。
私は恋人に麦藁帽子をすすめられたけれど買わなかった。
(顔の蕁麻疹が紫外線アレルギーらしいとわかったのですすめられたのだ。でもデザインが気に入らなかった)
そうしてまた。ワークをした。
それは恋人が。
もう10年以上も前から。実現したいと思ってきたことだから。
だから恋人は真剣だ。
そして私も。恋人が真剣なら真剣に応援する。いつでも。
これからしばらくは。そんな状況が続くだろう。
ワーク以外の時間。
恋人は。なにかにつけてつまらない冗談を連発し。
関西人の風上にもおけないね。と私はいう。
蕁麻疹ができた私の顔を見ては。
かゆいか?とか少しはよくなってきたなとか心配をし。
そうして私は。もともと皮膚炎がある恋人の気持ちが。よくわかるようになった。
そんなふうにして過ごす。
毎日を過ごす。
連休の最後の日。
〝連休の目標にしよう〟といっていた、その成果物を前に。
ふたりで乾杯をした。
そうや。乾杯しよう。酒買いに行こう。
突然、恋人は言って。
お酒を売っている少し遠いコンビニまで歩いた。
まだ日中のあたたかさが残る、気持ちのいい夜。
つまらない冗談をいいながら歩く恋人を。
ひさびさに飲んだお酒に参ってしまった私を見て。飲ませたらあかんなあとすっかり反省してしょげてしまった恋人を。
いとしいと思う。
そんなふうにしてはじまっておわる。今年の連休。