西表から友人Sちゃんがきたので、早速トレガーワークを受ける
最近のからだの不調について話をすると。
彼女は本当にぴたりとした意見をくれ、さらにその箇所を重点的にととのえてくれる。
おかげでかなり症状が改善。
いつもながら彼女のちからに感謝する。


トレガーワークのあと、ランチとお茶を共にする。
彼女の東京での仕事場は赤坂。
なので。ずぅっと前、私が赤坂でアルバイトをしていたところの社長さんが接待で使っていたおいしいと評判のお店(当時は学生だったので敷居をまたげなかった)に行くことにする。
円通寺通りからさらに小道を入ったとこにあるお店。


遠い記憶を頼りにどんどん歩く。
懐かしい坂道。
赤坂見附から一ツ木通りを抜けて、円通寺通りの坂をのぼるのが。
いつもの道順だった。
ときどきは違う通りを探検したり。
アルバイト代が出た日は、サンフルーツや近くのカフェでお茶をした。


しかし目的のお店は。
残念ながらマンションになっていた。
老舗らしき風格をもったお店だったのでまさかなくなってはいないと思っていたのだけれど。


仕方なく目についたお店で食事をし。
そのあと、途中で気になったお店でケーキを食べながらお茶をする。
ala bonne heure(アラボンヌー)というケーキ屋さん。
誠実な雰囲気と味のお店でふたりとも大いに気に入り。
ひとりひとつのケーキとシュークリームをいただく。
(とてもよいお店だったのでいつかここで紹介しようと思う。なにしろSちゃんはケーキ職人でもあるのだけれど、その彼女が絶賛していたくらいおいしかったのだ)


そうしてその誠実なケーキを食べながら。
私たちはそれぞれについて話をする。
いまについて。これからについて。
島で暮らす彼女の喜びや悩み。
東京で暮らす私の喜びや悩み。
そんなことについて。


以前、西表に行ったときに彼女に話した私の計画について。
もしそうしてくれたら、とても嬉しいな。と彼女はいう。
こんなふうに話せる友達がそばにいてくれたら、とてもいいな。と。
その気持ちがとてもわかると私は思う。

そしてそう思い合える関係であることをとても嬉しいと思う。

おいしいケーキを食べて。楽しいおしゃべりをして。
こころとからだがあたたまって。
お店を出てそれぞれの道にわかれる。


また近々ね。バイバイね。
そういってぎゅっと手を握りあう。
また近々で。いつかの再会のために。