今日の午後。
高校サッカーの準々決勝で。
大阪代表の大阪朝鮮高校がPK戦の結果、敗退した。
ベスト8。
あと1試合で、国立。
残念だったと思う。
選手はみんな泣いていた。と。
見にいった恋人が電話で伝えてくれた。
でもそこまでいけたことを。
誇りに思う。と。
この高校のことは。
全国大会に出たときから。ずっと応援していた。
年末に近づいたあるとき。
大阪朝鮮が全国大会に出るんやで。すごいやろ。と。
とても嬉しそうに恋人が教えてくれて。
私はそれを嬉しそうにいう恋人のことが嬉しくて。
だからずっと。応援していた。
試合が終わるたびに。
恋人からすぐに連絡がきた。いつも。
スタジアムから。あるいは帰省先から。
また勝ったで。すごいやろ。
弟の活躍を自慢する兄のように。
あるいはわがことのように。
私の恋人は京都朝鮮のサッカー部だったから。
大阪朝鮮のサッカー部の子たちは。
いうなれば弟のようなものなのだ。
あるいはわがことのような。
そうしてひとつひとつ駒をすすめ。
強豪の国見にも勝ち。
あとひとつで夢の国立。
だったのに。だったけれど。
ベスト8でも、よくやったよ。と。
ひとはいっても選手たちは満足しないだろう。
スポーツとはそういうものだ。
でもやっぱりよくやったと。私は思う。
まがりなりにも少しだけ彼らに近いところで見ていると。
そんなことをとても思う。
そして来年。
彼らがまた全国大会に戻ってきたら。
今度は私も一緒に応援したいと思う。
国立競技場のベンチで。
来年は。