先週のとても寒い夜。
眠れなくなって外に出る。

急に押し寄せる不安に。
払っても払っても拭えない嫌な気配に。

心配症だと笑われても。
大丈夫だといわれても。

結局はいつも杞憂に過ぎないそのことに。
私は勝てなくて。弱くて。
私のちいさなこころは
負けそうになって。

だからやっぱり外に出る。

その夜は。
ぴかりと光る満月で。
たくさんの星が降っていて。
その美しさに息を呑む。


いつもの祈りとその夜の願いを。
いくつもの星にそうっと託しながら。

私はもっと強くありたいと思う。
動じないこころと。信じるちからを。
持ちたいと思う。

結局は杞憂だった、
その夜について。
これからについて。