先週、友人からメールがとどいた。
お母さまが上京され一緒に食事にいくのだが、よいお店を知らないか、という内容。
場所は銀座、おそらくはフレンチかイタリアンを所望するだろう、金額はあまりいとわない、というのがその条件。
しかしレストラン不毛地帯の銀座には、それに見合うおすすめのレストランはない。残念ながら。
(もちろんそこそこにおいしいところはいっぱいあるし、老舗や名店と巷ではいわれるところもあるが、おすすめはできない。一方ビストロ的ないいお店はいくつかあるけれど、お母さまと食事、というシチュエイションには似つかわしくない)
そこで。
1、銀座にあって、まあおすすめ
2、銀座にあって、行ったことはないけど評判がいい
3、銀座じゃないけどおすすめ
という内容でお店をリストアップし、プレゼンテーションする。
そして友人から。
3 、のなかから選んだ2店のどちらかに行くだろうこと、けれど最終決定は当日の諸々の都合によってする、とのメールをもらう。
さて結果的に選ばれたのは、まったく違うお店だった。
それは銀座みかわや。
お母さまが予想に反して洋食を所望されたからだそうで。
とても楽しく食事をされた様子が伝わるメールがきて、うれしく思う。
銀座みかわや。
久々にその名前を聞いた。
銀座三越の裏にある、一軒家の洋食屋さん。
そういえば、ここしばらく行っていない。
元来洋食好きの私は、なんだかむくむくと行きたい気持ちになってくる。
メンチカツ、ハンバーグ、カニクリームコロッケ。
こっくりとしたポタージュスープ。
ああ洋食が食べたい。みかわやに行きたい。
友人のそのメールにつられて。すっかりそんな気分になる。
そこで、ちょうど今週、急遽食事をすることになった別の友人に。
○○か、または銀座のみかわや、どちらかに行かない?とメールをしたら。
彼女もみかわやにつられた。やった。
みかわやに行くのはそれこそ数年ぶり。
きっとなにも変わっていないことだろうけれど。
変わらない洋食の味を堪能してこようと思う。