なんとなく眠りにつけない今夜。
あたたかいベッドに入り、携帯からブックマークしているいくつかのサイトを斜め読む。

そのうちに。
後輩のこころの叫びを目にする。

ひとの良いところにいつも光をあて。
他人を責めるより自分が背負えばいいと思ってしまう、その後輩の。
ことばを選びながら、
でももう無理だから、だけどどうすればいい、という強い叫びがこめられたその文章を読んで。

もう十分頑張ったのだから。
大丈夫。

私はそれを伝えようと思う。

大丈夫だから。
もう十分だから。
我慢しないで。無理しないで。
自分を、こころを守ってあげて。

そんなことなどを。
早く早く伝えなくっちゃと。
私は急いでメールを書く。
携帯の小さな画面が。
慣れない機種の文字変換が。
もどかしい。
とため息をつきながら。

そして後輩から。
ほどなくして返事がかえってくる。

真夜中の往復書簡。

こういうとき。
メールや携帯って、本当に素晴らしい道具だと思う。

切手を貼っていては間に合わない。
そういうこともたくさんある。
もちろん時間をかけるほうがよいことも。
同じくらいたくさんあるけれど。