さて先日はフレーゴリ で。
ご主人と音楽談義にしばらく花が咲いた。


そう、音楽。
実はclassic、jazzとともに、こっそりuk-rock好きな私が。
ひょんなことからpaul weller好きです渋いです。なんて口を滑らせた。


その瞬間に。
ご主人伸二さんは傍から見てもわかるくらいにキラリと目を輝かせ。


ちょっと。
もう煙草喫ってもいいですか。
こういう話は煙草がないと。


と。お酒を片手に煙草を喫いつつ。
話す話す話す。


え、なに、あと何が好きなの?


え、えと。the whoとか。わりと青春って感じで。あとvelbet最高です。velbetのジャケは芸術品ていうか。loe reedはだから来日するたびに行ってて。あ、さっきかかってたblowmonkeys大学のときよく聞いてたので懐かしかったぁ。costelloも昔のとか好きですね。costelloはおもしろいし。ライブ行くんですけど本編よりアンコールのほうが長いし。stonesもbeatlesももちろん好きです...etc.etc.


という私に。


あのさー悪いけど。同世代で話あうひといないでしょ。


・・・。


そしてご主人は。


あーもう。CD貸す。好きなの持ってっていいですよ。


といって。
キッチンの傍にわんさか置かれたCDを見せてくださった。


そして私は。
もうすっかり嬉しくなってしまい。
ご主人の言葉に甘えさせていただき、CDの山をいじり倒す。幸せ。


結局、ご主人の友人がつくったというpaul wellerベストと、あとはソウルを聴いたことがかない私にal greenとollie nightingaleを選んで貸してくださり。
paul welllerやwhoやstonesやjanisや、たくさんのアーティストの話をする。


その日、店を出たのは電車がとっくにない時間。
拾ったタクシーで流れていたのがjanis joplin。
ああ。なんていう夜なのだ。


そしてそれから1週間ほど後のこと。
お借りしたCDを返しつつ食事をしに行く。

と、またしてもCDを見繕って貸してくださった。しかも大量に。
今回はsmall facesとpaul wellerのアルバム。限定版まで。
私もご返杯で、持参したal cooperとjim croceのライブ版をお貸しする。


本当に。音楽っていいなあ。
思えば食事とともに音楽は。
いろいろな場面で何人かの大切なひととの出会いを生み。

あるいは結びつきを強めてくれた。これまでも。


こういうときに。
音楽の力を。さらに強く思う。



(そしてフレーゴリには。CDを借りたので、また2週間以内にお邪魔しないといけないことになったのだけれど)