今日はととや でランチをする。


液体洗剤の奇跡(命名ク○ちゃん)により目の調子を壊して 以来、ときどき目がおかしくなる。
先週からどうも調子が悪いので、仕事の前に会社のそばの眼科に寄ることにした。


眼科のそばにはととやがある。


というわけで。
私のお腹は朝起きたときから、ととや腹。


今日も鮭の塩焼きをいただく。
ととやの鮭の塩焼きは本当に素晴らしい。素晴らしくおいしい。
焼き加減、脂ののり具合、塩加減。どれも絶妙。
すっかり満足する。


おかげで(?)午後のレビューも無事に終了。
実開発へのスムーズな移行が決定する。
それはそれで大変になるってことなんだけれど。


さて。ととやでひとり、鮭の塩焼きを待っているあいだに。
ひとつ空席をおいたところに男性が座った。

50代半ばくらいだろうか。
森本レオさんばりの美声だったため、なんとなく気になって見てしまったのだけれど。


そのかたは、声だけではなくって。
ふつうのことがふつうにできる、
いうなれば極めて紳士的な男性で嬉しくなった。


空席だからっていきなり座ったりしないし、よろしいですか?とちゃんと聞ける。
店員さんに横柄な態度を取ったりしないし(ときどきそういうひとがいて悲しくなる)、
ものを出されたらちゃんとお礼がいえる。


こういう他人に対しての基本的なことができているひとは
いいなあと思う。
もちろん性別にかかわらず。


身に着けている服とか、持っているものとか、
お店に詳しいとか、お会計をスムーズにできるとか、そんな表層のことじゃなくて。
そんなことでは判断していなくって。


最近はおじさまがたに。
見た目のおしゃれさとか俄か知識をつけることをやたらと煽る風潮にあるけれど。
おじさまを含めた男性が素敵に見える瞬間というのは。
そんなことではないのだ。決して。


だいたいコヤジだかなんだか知らないけど。
LE○N(伏字になってない)に出てくるような人なんて。
食事に行こうという気にすらならないんですけど。
ましてや恋人とかダンナにしようなんて全然思えない。
あんな恋人やダンナがいたら気持ちが休まらないし。


LE○Nなコヤジの方々が対象としているのは、
私なんかじゃないですよ。
という前提は置いておくとして。


でもね。


見た目も中身も年相応で。
いろいろなひとやものにたいする感謝と思いやりがあって。
大切なひとにたいして誠実で。
ひととしての正当な振る舞いができること。
一緒にいると安心できて、ゆったりできて。
さらに気持ちがよく食事ができること。


それがすべてだと思うのだ。


年齢にも性別にも関係のないこととして。