昨日からhorowitzのthe indispensableを聴きながら仕事をしている。

アイディアフラッシュをし、
さらにそれをドキュメントに落としていく種類の仕事で。
かつ集中と早さを要する場合のBGMは。
ピアノ曲が適している。もちろん私には、だけれど。

ピアノの鋭い、あるいは優しい深い音色は
私の思考をかき乱さない。
子供の頃から慣れ親しんだ楽器であること。
そして鍵盤に向かうと集中する、という経験からくる効果。
が、その理由だと思う。パブロフの犬のようなものだろう。

というわけで、horowitz。

horowitzのある演奏を何度聴いても
その度に鳥肌がたつと友だちが言っていて。
それはとてもよくわかる。
horowitzのたましいがこもったときの演奏は
確かに本当に素晴らしい。

こういうひとの演奏を。
生で聴いてみたかったと思う。

好きな音楽家がどんどん鬼籍に入っていくのは。
とても悲しいことだ。
巨匠とよばれる人たちはどんどん高齢になり。
もう来日は無理かもなあと思えるひともいっぱいいる。
元気なうちに聴いておかないと。
あのとき行っておけば良かった、と激しく後悔することになりかねない。

たとえばrichiterも。
来日したときは全然金銭的余裕はなかったけれど、なんとか捻出して聴きに行ってきた。
結果的にそれが最後の来日になる。

無理してでも行ってよかったと本当に思う。


そういえば、向島 のご主人は。
ビートルズの武道館公演に行ったことがあるという貴重なひとだ。

今度向島にお邪魔したら。

そのときの話をたっぷり聞いてこよう。