この先もきっと忘れることはないと思うけれど。


夏が終わる今日。


この夏休みのことを書き留めておこうと思う。

夏休みにした、旅のこと。

そのときに起こったこと、感じたことなどのことを。


そもそも西表に行こうと思ったのは。
呼ばれたから。だ。


西表に。


こう書くとスピリチュアルな感じがするけれど。
そんな崇高なことではない。多分。


夏のある日。
こころに突然、西表島が浮かんだ。
そうしたらどうしても行きたくなった。それだけのことだ。
でもそれを呼ばれた、と私は表現している。
だって本当にそんな気分だったのだから。


前から気になる島ではあった。


八重山にはまだ行ったことがない。
両親や友人たちから、八重山は素晴らしい、是非行くべきだと言われた。
元同期の友人が移住している。


そういうことももちろんある。

でもそんなことよりも。

もっと激しい衝動として。


行かなくちゃいけない。
それも、できる限り早く。


なぜかわからないけれど。
そんな気がしたのだ。強く。


まずは西表島を知らない恋人に魅力を説き。

ものすごく忙しい時期だったけれど、旅行会社をいくつかまわり。ネットや本で調べ。
繁忙期だから宿は取れてもエアが取れないとか。そんなことを繰り返し。
結局ダメもとで行った、会社のそばの小さな旅行会社で。
飛行機も宿も希望どおりのところがとれた。

とてもラッキーだったと思う。


そしてこの旅は。
ラッキーなことの連続だった。
いま振り返ってみても。
ラッキーで、ハッピーなことの。


きっとずっと忘れない。
旅の記憶。


西表へ。